伝家の宝刀「市場介入」を待つ!?


何をやっても、その前にマーケットは “織り込み済み” と、後手に回ってしまう金融当局の苦悩を察します。FRBがCPの買い入れを発表しても、FRB議長が利下げを示唆しても “新鮮さなし” ・・・ むしろ織り込んでしまった利下げの実施が遅れてしまったうえに、中途半端な利下げ幅だと、材料出尽くし感や失望感でドル売り・株売りに拍車がかからないか? 再びマーケットが金融当局を突っつく繰り返しになったりはしないか? と心配されます。
そうなるとタイミング的には28-29日のFOMCまで待たずに、週末のG7(ワシントン・10日)で協調利下げがスッキリするのでは?! ・・・ とはいうものの、緊急利下げともなると、それなりのインパクトはあっても、「実体経済はそれほど悪いのか」 とネガティブ・マインド台頭で、当局の思惑は陽の目を見ることなくその効果も短期で終わってしまうかも? 最終的にはやっぱ伝家の宝刀 “市場介入” による各国協調でマーケットにサプライズ! ・・・ 何ていうシナリオはどうでしょう?
.。・+゜゜+・。 NYK Financial Market Summary (close) 。・+゜゜+・。.
◇ 1ドル=101円45-50銭(101.06~102.84)。 1ユーロ=137円85-90銭。 1ユーロ=1.3585-90ドル(1.3565~1.3743)。 1ポンド=177円05-10銭。 FRB議長の講演をきっかけに利下げ観測台頭。
◇ ダウ工業株30種平均終値: 508.39↓(9,447.11)、03年9月以来の安値水準。 ナスダック: 108.08↓(1,754.88)、04年8月以来の安値水準。 S&P500: 60.66↓(996.23)、03年9月以来の1000割れ。 FTSE百種総合株価: 16.03↑(4,605.22)。
◇ NYMEX原油先物相場WTI期近11月物終値: 90.06ドル/1バレルと反発。 金COMEX12月物終値: 882.0ドル/トロイオンスと続伸。


バナーワイド

TOPへ