やっぱりあった信託保全のカラクリ!


「金融安定化法案」を巡って、”バッドバンク” が盛り込まれるか? ・・・ そんな一文や、日経が朝刊一面で報じた 「民間債務 ロシア、繰り延べ要請へ・外国銀と交渉、最大36兆円」 が “ロシア経済危機” を連想させ、ユーロ売りの流れの中で、ロシア政府が否定したりとすったもんだ ・・・ 午前中には、「失われた10年」で日本を引き合いに出したオバマ大統領の初の記者会見で為替市場も盛り上がり(?) ・・・ ちょっとした要因に翻弄された今日の東京外国為替市場は、今夜、米国で発表される “金融安定化策”(25:00) を控えて、涙ぐましい精一杯の動意を示した感も(?)
ところで、海外から来日するお堅い当局高官も、昼間は目いっぱい会合をこなし、夜のお伴はやっぱり同郷の友や同窓生を頼るもの!? あなたが海外に行けば、きっとそうするでしょう(?)
金融庁が進める外国為替証拠金取引(FX)行政で、モデルとなるのが(仮に)Y国。 Y国が歩んできた規制強化の流れや現在の業界をみれば、おのずと将来の日本のマーケットも見えてきます! ・・・ Y国では現在、FX取引する業者は数社。 それらの会社の資本金や当局への預託金の設定をみれば、ヤッパリそれなりの金額!  今回の “信託保全に一元化” 導入という流れは、実はすでに数年前からの既定路線(?) ・・・ そして、昨日Blogした 「保証状(L/G)」 に関する “続報” ですが、信託銀行からのL/Gは認められないようですが、FX業者の親会社からの保証は認める “カラクリ” が…? 
すなわち、FX取引(顧客資金)とは無関係な第三者的である親会社が、ヘッジ先へ与信するL/C(=letter of credit)は認めるため、バックに信用力のある親会社が控える業者は、それほど無理なく現状を維持できる(?) これもまた、一部の会社救済のために無理やり付けた “抜け道” にも思えてなりませんよね!?
(1) 顧客は、FX取引するために証拠金をFX業者に預け入れする
(2) FX業者は、顧客のFX取引をヘッジする金融機関へ証拠金を預託する
・・・ すなわち、”顧客の玉を金融機関へつなぐ” この流れで、”顧客の証拠金をそのままヘッジ先へ預託” に不自然さはなく、「顧客資産を担保にカバー先から金を借りているようなもの」という見方は、どこかおかしなもの。 L/Gが認められない “100%信託” は、万が一、ヘッジ先金融機関が破綻した場合、投資家保護は図られても、FX業者や親会社が100%リスクを負うスキームである気がします。
Y国でも当局の高官は、いわゆる一流大学の出身者で占められていて、彼らもまた海外出張すれば、滞在国で夜会うのは在住する出身大学の同窓生たち ・・・ “FXカフェ談話室” を読んでいただいてる方の中に、中・高校生の方はいないのかも? と勝手に思ってますが、たまたまこのBlogを目にしていたら、「大学のネットワークって大切ですよ。 ガンバレ受験生!」 とエールを贈ります。

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["100%信託" を題材にした主なBlog] ――
みなさんに、残念なお知らせです。 02/09/2009UP
… 金融庁はマジ、”L/G”(letter of guarantee) をFX業者に認めない雰囲気のようです!?
個人も知っておきたいFXへの規制のワナ? 02/08/2009UP
… 税制のダブルスタンダードはもともと投資家に不利な基準――。
記事―信託保全義務付・金融庁方針! 01/23/2009UP
… “FX: 業者規制を強化 信託保全義務付け…金融庁方針” という見出し。
信託義務づけ―金融庁方針(日経) 11/04/2008UP
… 店頭取引の存続の危機? なんか、公設市場への誘導策にも思えるのですが?
再申請 06/01/2007UP
… 顧客の資金を預かるという意味では「銀行業務に近い」ことから――。


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