新たなバブルに秘めた出口戦略は?


前日のNY市場 ・・・ 小幅ながらドルは対主要通貨で堅調、円は軟調。 G8財務相会合(イタリア・レッチェ)に出席の与謝野財務相の「米国債に対する(日本の)信頼は揺らいでいない」(Bloomberg/NikkeiNet)発言もあって、債券は続伸(利回りは低下)し、NYダウは小幅ながら上昇も、ナスダックはちょっぴり下落。金と原油は反落。
開幕から閉幕まで24時間もたたないうちに、今夜には共同声明を採択して閉幕しちゃうG8については、声明文が出てからとして ・・・ 昨日の “日経平均株価1万円台回復” に隠れてたように、東証2部指数も 「20年ぶりに19営業日連騰」(89年7月24日~8月23日の23連騰以来) という続伸を記録してたんですネ!!
一方、日経朝刊一面には “マネー再流入、潜む危うさ” と、「新たなバブルを生む恐れ」 を警鐘!
「楽観ムードには危うさも潜む。危機の原点である米住宅価格は下げ止まっておらず、雇用情勢の悪化も止まらない。欧州の住宅価格は米国より割高で深刻、調整には時間がかかる――。
中央銀行は国債などを購入する量的緩和策を通じて大量の資金を市場に供給し、だぶついたマネーが投資家心理の回復で特定の資産に向かい、新たなバブルを生む恐れも秘めている。
財政出動が奏功し、景気・株価の回復も、その裏返しである財政悪化は、回復の出発点に立ったばかりの世界景気を長期金利の上昇を通じて脅かしている。新たな危機を見透かしたマネーが国債の売りを通じ、警告を発したようにもみえる」(日経朝刊/一部抜粋)
・・・ 当たり前のことですが、株価が上昇してる相場は、誰もが「面白い」と思うもの。 でも、持ってるものを手放す “出口戦略” はなかなか難しいもの。 仮に、新たなバブルの入り口にいるのならば(もしくは既に入ってる?)、株式もFXも利益確定のチャンスは逃さずに、タイミングに気をつけたいですネ。
◇.。・+゜゜+・。 NYK Financial Market Summary 。・+゜゜+・。.
     (12日17:00) ⇒  (06:00)
USDJPY = 98.03-05 ⇒  98.35-40 (98.07~45)
EURJPY = 137.86-90 ⇒ 137.85-90
GBPJPY = 161.80-85 ⇒ 161.75-80
EURUSD = 1.4063-65 ⇒ 1.4110-15 (1.3935~1.4042)
◇ ダウ工業株30種平均終値: 28.34↑0.32%(8,799.26)。 ナスダック: 3.57↓0.19%(1,858.80)。 S&P500: 1.32↑0.14%(946.21)。 FTSE百種総合株価: 19.92↓0.45%(4,441.95)。
◇ NYMEX原油先物相場WTI期近7月物終値: 72.04ドル/1バレル、金COMEX8月物終値: 940.7ドル/トロイオンスと反落。


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