「ドル安がドル安を呼ぶ “ループ現象” が顕著になっている」（日経ヴェリタス） ・・・ “ドル離れ” によって、「ドル安 ⇒ 商品高 ⇒ 資源国・新興国通貨高 ⇒ ドル安」 というループを描きつつあるようです。
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ドルの先安観から “代替通貨” として金（GOLD）が買われ、原油市場にも投資マネーが勢いよく流れ込み、堅調な商品相場は、資源国通貨をも押し上げている。
例えば、金の産出国である南アフリカの通貨・ランドがリーマン・ショック後の高値をうかがう。 資源国の代表格、オーストラリアも資源価格の上昇でオージーも上昇。 資源高を支えに景気が上向き、G20の先陣を切って1年7カ月ぶりの利上げに動いたこともオージー買いに拍車をかけた。
次に注目されるのがノルウェー。 原油と天然ガスが輸出の3分の2を占める資源国で、28日の政策決定会合で0.25％の利上げが予想され、オーストラリアに続く利上げ国が出れば、ドル安の流れがさらに加速する可能性もある――。　（日経ヴェリタス/一部抜粋）
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・・・ なんとも不気味なシナリオに、ドル安相場はこれからが “本番” という気がしてきます。 さらに、オージーについては、オーストラリアは年内にもう一段の追加利上げがあるとの観測が強まって、地元銀行のストラテジストは、「今年末にAUDUSD＝0.87 ⇒ 0.93、10年6月末はAUDUSD＝0.91 ⇒ 0.98 へと予測水準を引き上げた」 とか。　
一方、「2月の底値から4割以上も上昇していて、高値警戒感もあり、各国の景気刺激策の効果が息切れする2010年前半には、むしろリスク回避の動きからオージーは弱含む」 というエコノミストの声もあるそうです。 オージーやポンドがらみの通貨ペアは、ちょっとした要因で一方向に動いちゃうから、要注意ですよネ(^_-)☆