雇用統計の宴は錯綜と相違の心理戦の繰り返し


NY市場サマリー: 1月雇用統計で、非農業部門雇用者数は減少も、失業率が低下 ・・・ 雇用情勢の受け止め方に “判断交錯” でマーケットは混乱。 方向感を探りながらも結局、”弱い” が多数派となって「質への逃避」が先行。
リスク資産の株式一時大幅に下落し、原油も売られ、ユーロは対ドルで売られて、ドルと逆行する金(GOLD)も続落 ・・・ また、話をややっこしくしたのが債券相場。 来週に予定される3・10・30年物国債の入札への思惑。 長期債は買われ金利低下も、さえない入札になるんじゃないかと伸び悩み。
また、「”出口戦略” について、バーナンキFRB議長が出席する公聴会を10日に開催@下院金融サービス委員会」 と発表されたり、「ポルトガルやスペイン国債の保証料率が過去最高に達した ―― 同一の通貨・ユーロと政策金利という “ユーロの構造問題” が意識された」(NikkeiNet)
・・・ 目途が立たない欧州の財政問題に、ECBが会合を緊急開催というウワサが出るなど、マーケットは心理戦を制したものの勝ち! っていう流れのなかで、NY市場は引けにかけて、株価はプラス圏まで持ち直し、乱高下を繰り返した為替相場もドルは売り戻され、「雇用統計の “宴”」 はシャンシャン。
でも、今週末には続きが! ・・・ カナダで開幕したG7財務相・中央銀行総裁会議の行方が、週明けの東京市場をリードするだけに、これから24時間の情報収集は必須ですネ(^_-)☆

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◇.。・+゜゜+・。 NYK Financial Market Summary 。・+゜゜+・。.◇
     (05日17:00) ⇒ (07:00)
USDJPY = 89.51-53 ⇒  89.25-30 (88.82~89.89)
EURJPY = 122.51-55 ⇒ 122.05-10、一時120.70と09年2月以来の水準
GBPJPY = 140.20-25 ⇒ 139.60-65
EURUSD = 1.3687-89 ⇒ 1.3670-75 (1.3585~1.3742)
◇ ダウ工業株30種平均終値: 10.05↑0.10%(10,012.23)。 ナスダック: 15.69↑0.74%(2,141.12)。 S&P500: 3.08↑0.29%(1,066.19)。 FTSE百種総合株価: 78.39↓1.53%(5,060.92)。
◇ NYMEX原油先物相場WTI期近3月物終値: 71.19ドル/バレル、金COMEX4月物終値: 1052.8ドル/tozと続落。


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