黄砂とエーゲ海の荒波に短期筋は円買い?


来週に予定される米中首脳会談を前に、きょう「ガイトナー財務長官が急きょ北京入り」で、”人民元の切り上げ” への道筋が、表に出されるか!? 思惑先行で、短期筋による “円買い” も気がかりですが、蒸し返されてる「ギリシャ問題」は深刻?
そもそも “古くて新しい問題” として、「財政規律に厳格な北部欧州 vs 放漫財政の南欧諸国」 いう背景があった「ギリシャ問題」・・・ ちょっと前の日経ヴェリタスに、そんな記事が掲載されてました。 つい先月まで:
(1)ギリシャへの安易な金融支援に尻込みしていたドイツ
(2)主導権を握りたいフランス
(3)国債の発行条件を改善させたい南欧諸国
(4)IMFの介入を警戒するECB
・・・ さまざまな思惑が絡み合ってたものを、やっと先のEU首脳会合で足並みそろえて “一件落着” と思えた「ギリシャ問題」。 ところが、ユーロに買戻しの兆しか!? と思われた余韻もむなしく、ここにきて再び混沌としてきた有様に、「財政政策を一元化しないまま通貨統合(金融政策)だけ先行」 させたことも “古くて新しい欧州の欠陥” と、亡霊がよみがえったかのように意識され、ユーロは下落スピードを加速(>_<)
EU構成国で問題が発生すると、「ユーロ売り」につながってしまう危うさを抱える通貨のもろさを感じちゃいますネ。 ユーロが基軸通貨・ドルの存在を脅かすまでには、まだまだ道のりは遠そう┐(´.`)┌? ・・・ どちらかといえば「放漫財政」の "円" も、いつまで 「安全通貨」 としてマーケットから見られていられるんでしょうネ(*'-^)☆
◇.。・+゜゜+・。 Tokyo Financial Market Summary 。・+゜゜+・。.◇
     (7日17:00) ⇒ (06:00) ⇒ (13:00)
USDJPY = 93.85-87 ⇒ 93.30-35 ⇒ 93.20-25
EURJPY = 125.58-62 ⇒ 124.55-60 ⇒ 124.25-30
GBPJPY = 143.15-20 ⇒ 142.25-30 ⇒ 141.90-95
EURUSD = 1.3381-83 ⇒ 1.3340-45 ⇒ 1.3325-30
◇ 日経平均株価(12:55): 113.20↓1.00%の11,179.63円。 TOPIX: 8.04↓0.81%の987.50。

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[08日朝のBlog] ―― ユーロドルは1.30台がターゲット? ――
NYサマリー ・・・
◇ 10年物国債入札は「順調」で、長期金利は低下、株価は下落し ⇒ 「ドル売り」
◇ バーナンキFRB議長は講演で住宅市場や雇用情勢の弱さに言及 ⇒ 「ドル売り」
◇ ギリシャの09年の財政赤字は「GDP比で12.7%⇒12.9%に再修正」との見通しが報道され、CDS市場で同国国債の保証料率が上昇 ⇒ 「ユーロ売り」
・・・欧州では国債発行条件の悪化の連鎖を危惧してるようです。
ユーロドルは「4月末には1.30台」って予測もあり、ユーロの下落基調が円相場にどんな影響を与えるのか? ・・・ 足元では、今日・午前の東京市場は、NYの流れを引き継いで、円高⇒株安┐(´.`)┌?


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