円高へ回帰?ドタバタ・電撃・不安…多彩なキーワード


ECB理事会は、「Refinancing Tenderを1.00%に “据え置き” 決定」 ・・・ その前のBOE金融政策委員会でも、「2000億ポンド規模の資産購入枠とRepo Rateの0.50% “据え置き” 決定」 サプライズなしに、マーケットは動意薄┐(-_- )┌ ・・・ こうなると、トリシェECB総裁は会見@21:30 で、「ギリシャ問題とユーロの “信用不安”」 をどのように捉えてるのか!? その姿勢に注目ですネ! 
また、同時刻にでる US 新規失業保険申請件数 の数字とともに、ガイトナー財務長官と中国要人との会談あとの声明発表もWatch out!
さて、1ドル=94.78円(5日)から一気に92円台へと対ドルでも上昇に転じ始めた円 ・・・ 日米の金利差拡大がもてはやされたのもつかの間、ここにきて “リスク回避” が復刻。 一人の要人(ガイトナー財務長官)が “電撃的” に北京入りという報道で、円買い加速(^_^)v
もちろん、日米で相次いだ “国債入札” の好不調による金利変動や、「FRBによる超低金利の “長期化”」 をあらためて確認される要人発言もあって、さらに、ギリシャの “ドタバタ劇” による信用不安の再浮上が、円の一段高をアシスト!
「このあとは?」 といえば、中国はの “メンツ” にかけて、すぐには人民元の切り上げはしないでしょうし、また、ギリシャ問題も同国国債償還を前とあって、ユーロ買いへの反転には疑問符 ・・・ 期待と不安が入り混じって、憶測・仕掛け先行で進む為替相場に変化はなく、まだまだ “トレンドの形勢” は先のようですネ!
◇.。・+゜゜+・。 Tokyo/London Forex Market 。・+゜゜+・。.◇
     (7日17:00) ⇒ (09:00) ⇒ (17:00) ⇒ (21:00)
USDJPY = 93.85-87 ⇒ 93.19-22 ⇒ 93.11-12 ⇒ 92.95-00
EURJPY = 125.58-62 ⇒ 124.25-29 ⇒ 123.76-80 ⇒ 123.60-65
GBPJPY = 143.15-20 ⇒ 141.85-90 ⇒ 141.10-15 ⇒ 141.30-35
EURUSD = 1.3381-83 ⇒ 1.3330-33 ⇒ 1.3292-93 ⇒ 1.3300-05

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[08日夕のBlog] ―― 92円台! 今夜3イベントの前座演出? ――
今日の東京市場は、誰もが予想しやすかった相場展開でしたネ! ・・・ 前日のNY市場からの流れを引き継ぎ、さらに(ガイトナー財務長官の北京入りで)人民元切り上げ観測も浮上し 「円高(93.06~45)=株安」(*’-^)☆
日経平均株価は124円安も、株式相場はこれまでの過熱感から一服と “いい感じ” ・・・ ここにきて、もうすぐ訪れるギリシャの国債償還(4~5月)懸念の再燃(10年物国債利回りが、ドイツ国債3.10%にプレミアム+4.16%へ拡大) には困ったもんですが、株価に “過熱感再来” はWelcomですよネ(^_-)
さて、割れるようで割れなかった1ドル=93円ちょうどの “壁” ・・・ 夕方18時過ぎにやっと突破! 今夜のBOE(@20:00)とECB(@20:45)の金融政策イベント、そしてトリシェECB総裁記者会見(@21:30)を控え、余興として面白い展開にo(^-^)o
ところで、3月の景気ウオッチャー調査で、現状判断指数は前月比5.3ポイント上昇 ・・・ 昨日のBlogで紹介した “上野の街角レポート” に似たいい数字が出ましたネ! 明るいニュースは、株価にも・円にも、そしてFXトレーダーのマインドをもポジティブにしてくれますよネ(^o^)/

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[08日午後のBlog] ―― 黄砂とエーゲ海の荒波に短期筋は円買い? ――
来週に予定される米中首脳会談を前に、きょう「ガイトナー財務長官が急きょ北京入り」で、”人民元の切り上げ” への道筋が、表に出されるか!? 思惑先行で、短期筋による “円買い” も気がかりですが、蒸し返されてる「ギリシャ問題」は深刻?
そもそも “古くて新しい問題” として、「財政規律に厳格な北部欧州 vs 放漫財政の南欧諸国」 いう背景があった「ギリシャ問題」・・・ ちょっと前の日経ヴェリタスに、そんな記事が掲載されてました。 つい先月まで:
(1)ギリシャへの安易な金融支援に尻込みしていたドイツ
(2)主導権を握りたいフランス
(3)国債の発行条件を改善させたい南欧諸国
(4)IMFの介入を警戒するECB
・・・ さまざまな思惑が絡み合ってたものを、やっと先のEU首脳会合で足並みそろえて “一件落着” と思えた「ギリシャ問題」。 ところが、ユーロに買戻しの兆しか!? と思われた余韻もむなしく、ここにきて再び混沌としてきた有様に、「財政政策を一元化しないまま通貨統合(金融政策)だけ先行」 させたことも “古くて新しい欧州の欠陥” と、亡霊がよみがえったかのように意識され、ユーロは下落スピードを加速(>_<)
EU構成国で問題が発生すると、「ユーロ売り」につながってしまう危うさを抱える通貨のもろさを感じちゃいますネ。 ユーロが基軸通貨・ドルの存在を脅かすまでには、まだまだ道のりは遠そう┐(´.`)┌? ・・・ どちらかといえば「放漫財政」の "円" も、いつまで 「安全通貨」 としてマーケットから見られていられるんでしょうネ(*'-^)☆


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