“2連打” でノックアウトと思われたユーロも、対円では一時オバマ大統領の講演に救われたかにも見えたけど、再びユーロ売りへと反転 ・・・ そんな欧米市場でしたネ。
もちろん、”2連打” とは、（1）ギリシャの財政赤字の悪化（金利上昇）　（2）Moody’sによるギリシャ国債の格下げ（「A2」⇒「A3」）発表の “二撃” ・・・ ギリシャ格下げ前には、「ギリシャが欧州諸国から短期つなぎ融資を受ける可能性」がギリシャ政府高官発言として報じられたようだけど、ユーロの下支えにならず。
それでも、一時的にユーロ急落の流れを止めたのは、オバマ大統領の講演 ・・・ 「金融機関に厳しい姿勢を示さなかった」とマーケットは受け止め、マイナススタートしてたNYダウもプラス圏へ。　長期金利は上昇し、円は売り優勢に。 ただ、ギリシャ政府が閣議後に “財政支援” を要請しなかったことで、円売りの流れはストップ!
・・・ 時系列的にイベントを重ね合わせてみれば分かりやすく、値幅もとれた外為相場も、クロス円の展開には意外感も ・・・ 深夜から明け方にかけても動いた為替相場に、みなさんの保有ポジションは大丈夫でしたか?
さて、きょうはいよいよG20財務相・中央銀行総裁会議の開催!　どこまで「不均衡是正」や「出口戦略」、「デリバティブ規制」・「”金融特別課税” 構想」などが進展するのか!?　注目ですネ!
◇.。・+゜゜+・。 Tokyo Financial Market Summary 。・+゜゜+・。.◇
　　　　　(22日17:00)　⇒ (06:00)　⇒ (11:00)
USDJPY =　93.02-05 ⇒　93.45-50 ⇒　93.40-45
EURJPY = 124.78-82 ⇒ 124.25-30 ⇒ 123.50-55
GBPJPY = 143.55-60 ⇒ 143.70-75 ⇒ 143.30-35
EURUSD = 1.3412-15 ⇒ 1.3290-95 ⇒ 1.3220-25
◇ 日経平均株価(11:00): 34.26↓0.31％の10,914.83円。 TOPIX: 1.08↓0.11％の977.09。

◇ ダウ工業株30種平均終値: 9.37↑0.08％(11,134.29)。 ナスダック: 14.46↑0.58％(2,519.07)。 S&P500: 2.74↑0.23％(1,208.67)。 FTSE百種総合株価: 58.10↓1.02％(5,665.33)。
◇ NYMEX原油先物相場WTI期近6月物終値: 83.70ドル/バレルと小反発。 金COMEX6月物終値: 1142.9ドル/tozと反落。