ギリシャの財政不安も一服したようですネ（?）… 日中は、マーケット参加をそそらせるような展開とはならず、前日の欧米市場から同様な基調（株高・欧州通貨堅調）で推移。
そして、注目された“展望リポート”や白川日銀総裁の会見では、「きわめて緩和的な金融環境を維持していく」 と立場上これまでのスタンスをキープ。　それでも、「金融緩和の必要性が後退」 ・ 「（新型オペや国債買い切りの増額という）量を意識してやるものではない」 との日銀の認識・意地が見え隠れ … 「近く新成長戦略の具体策をとりまとめる政府に歩調を合わせるかのような構え」（日経） をにじませるものでもあったとか(+｡+)
… 「総裁の言葉に自信を感じ取るメディアは少なかった」 ・ 「政府に対してポーズを示しただけだ」 とさめた見方も。　参院選を前に、政府の意向も考慮せざるおえない中央銀行の立場の葛藤が現れたイベントになっちゃったようですネ┐(´.｀)┌
さて、きょうのNY市場は、こんな “日銀の一日” にどんな反応を示すのか?　それとも何も無かったかのように通り過ぎるのか? … 実は将来的に、世界のなかでの日銀の独立性と影響力が試された一日だったのかもよ（ちょっと大げさかな）(б。б)☆゛
さて、 21:30 2月GDPは前月比プラス0.3％と市場予想通り。 21:30 Q1実質GDPは前期比プラス3.2％/年（同＋3.3％）、Q1個人消費は前期比プラス3.6％（同＋3.3％） … マーケットは反応薄。　このあとすぐの @22:45 4月シカゴ購買部協会景気指数, @22:55 4月ミシガンU消費者信頼感指数 に期待したいとこ(^_-)☆
◇.。・+゜゜+・。 Tokyo/London Financial Market Summary 。・+゜゜+・。.◇
　　　　　(29日17:00)　⇒ (09:00)　⇒ (17:00)　⇒ (22:00)
USDJPY =　94.00-05 ⇒　93.95-97 ⇒　94.17-19 ⇒　94.30-35
EURJPY = 124.20-25 ⇒ 124.49-53 ⇒ 125.17-21 ⇒ 125.70-75
GBPJPY = 143.10-15 ⇒ 144.10-15 ⇒ 144.70-75 ⇒ 144.40-45
EURUSD = 1.3205-10 ⇒ 1.3250-52 ⇒ 1.3292-94 ⇒ 1.3325-30
◇ 日経平均株価終値: 132.61↑1.21％の11,057.40円。 TOPIX: 9.40↑0.96％の987.04。

ここで、主要中央銀行の政策スタンスを再確認! … 基本的には、いずれもこれまでの金融政策に変化なし：
日本銀行（4月30日）
◇金融政策はきわめて緩和的な金融環境を維持していく … 成長基盤強化の観点から、民間金融機関による取り組みを資金供給面から支援する方法について検討を行い、改めて報告するよう執行部に指示。
FRB（4月28日）
◇例外的に低いFederal Fundの金利が長期にわたって続く可能性を示唆。
BOE（4月8日）
◇政策金利0.5％を据え置き、資産買い入れ枠総額2000億ポンドと現在の水準維持。
ECB（4月8日）
◇政策金利は引き続き適切。
RBA（4月6日）
◇政策金利を平均水準に近づけることが適切。
（日経/一部抜粋）