「劇薬・禁じ手」の先は…


ときに政府・中央銀行までも動かしちゃうマーケットって、パワフルな存在ですネ! ・・・ 日経の記事を参考に、“債券市場への介入” を決断したECBの背景と危うさを、ちょっとBlogにとどめておきます。
・・・ ECBは6日の理事会で、二の足を踏んだ “劇薬・禁じ手” といわれる 「国債購入」 を、たった3日後の10日に決定! ・・・ この方向転換も、マーケットの「ユーロに失望売り」が出なかったら、いまでもダラダラとユーロ売り基調は現在進行してたかも┐(´.`)┌?
ただ、日米英の金融当局による国債買い切り(大量の資金を市場へ供給するのが目的)と違って、ECBの狙いは欧州債券市場の動揺を鎮静化させ、「ギリシャなどの国債の価格維持のため」(+。+)
・・・ 「債券市場への介入」 で、マーケットの次なる焦点は、「中央銀行がいったん国債の引受けによって政府への資金供与を始めると、その国の政府の財政節度を失わせ(モラルハザードが起きる)、ひいては中央銀行通貨の増発に歯止めが掛らなくなり(「次も次も」とスパイラルに陥り、財政支出の拡大に歯止めがかかりにく) ハイパーインフレを引き起こすおそれがある」(日銀/日経) とECBの信認・質の低下が心配!?
では、巨額の財政赤字抱えてる日本は? ・・・ 消費税が20%超のギリシャと違い日本は5%で、増税のオプションが残っている。国債の保有構造も日本は9割超を国内資金でまかなっている。 しかし、政治がいつ日銀に国債引受の圧力をかけてくるか分からない。
・・・ マーケットの先行した期待感はECBに裏切られ、その反動が引き寄せた「債券市場への介入」の先々も、気になりますネ!
◇.。・+゜゜+・。 Tokyo Financial Market Summary 。・+゜゜+・。.◇
     (12日17:00) ⇒ (06:00) ⇒ (12:43)
USDJPY = 93.01-04 ⇒ 93.20-25 ⇒ 93.15-20
EURJPY = 117.81-85 ⇒ 117.60-65 ⇒ 117.80-85
GBPJPY = 139.25-30 ⇒ 138.15-20 ⇒ 138.30-35
EURUSD = 1.2664-67 ⇒ 1.2610-15 ⇒ 1.2645-50
◇ 日経平均株価(12:42): 176.64↑1.70%の10,570.67円。 TOPIX: 11.57↑1.24%の944.40。

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