先週金曜日の途中までは、ユーロは対ドルで、下値抵抗線 「1.2500」 が注目されていたものの、何のことない、一気に突破した挙句にリーマンショック以降の安値（1.2330）目前に迫るまで売られる始末┐(´.｀)┌
EUとIMFによる緊急融資枠創設やEU各国中銀が債券市場へ介入しても 「ユーロ防衛」 の効果はみられず、さらに昨日ギリシャで起こった大規模デモをTVで観れば、ギリシャの財政再建はEUという枠組みの中では“無理”って思えたFXトレーダーも増えたのでは(*’-^)?
欧州16カ国の統一通貨ユーロを導入してるギリシャでは、通貨の切り下げもできず、半信半疑で先週末のBlogで紹介した 「米大学教授の 『ギリシャは結局、ユーロ離脱しかない』 な～んていう筋書き、もしくは、『ドイツがユーロを去るか、もしくは通貨圏を2つに分ける（1軍・2軍分割案）構想』 しか残された道はない」（!?） って、マーケットもマジで思い始めてきたんでは(+｡+)? ・・・ そしてきょうの日経ヴェリタスでは、EUに残されたもうひとつの選択肢として 「通貨と金融政策の一体に加えて、財政統合も!」 と指摘。
いずれにしても、財政再建の完結を見るかどうかは不透明で、「その結果、ユーロ安・ドル高の加速で、（1）5年間で輸出倍増を目指すオバマ政権のもくろみは外れ、（2）欧州景気が落ち込めば対欧輸出が多い中国にも響く。 （3）日本の輸出企業の多くは、今期は3期ぶりの増収と見込む前提が揺らぎかねない。 （4）金融面では欧州の金融機関が機能不全に陥れば、グローバルな資金の巡りも悪くなる」（日経朝刊/一部抜粋）・・・ ちょっと見逃してちゃったけど、ギリシャ問題は対岸の火事どころか、日本はもとより、世界的な金融システムの機能不全・景気後退をもたらしかねないんですネ(>_<)　 このままユーロを売り続けていいものか（?） 悩ましいとこですネ(*ﾟｰﾟ*)