G20で隙間風が吹く「仮面夫婦」?


閉幕したG8首脳会議につづき、きょう開幕のG20に向けて、面白い記事が日経ヴェリタスに掲載されてました。 まず、タイトルが 『G20、仮面夫婦が3組』 となんとも微妙な会議になりそうな予感を抱かせるもの。
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“1組目” は、米国と中国 ―― ガイトナー財務長官は中国のメンツを立て、5月24-25日の訪中ではあえて人民元の切り上げについて声を潜めた。 ところが中国はなしのつぶてに、オバマ米大統領は6月18日、G20の首脳たちに送った「市場が決定する為替相場が大切」という書簡を公表。 以心伝心、中国人民銀行は翌19日に「人民元の柔軟性強化」を発表。
“2組目” は、米国とドイツ ―― ドイツのメルケル政権は財政健全化策を打ち出した。 1987年のブラックマンデーをはじめ、米独対立はこれまでも危機を招いてきた。 今回は欧州金融動乱のさなか。 米独ともに衝突は避けようとするだろう。
“3組目” は一見、おしどり夫婦のフランスとドイツ ―― サミット前、サルコジ仏大統領はメルケル独首相と金融規制の推進で合意したが、財政を巡ってはすき間風が吹く。 フランスはドイツの財政緊縮がユーロ圏の亀裂を深めると警戒。 経常収支が黒字のドイツまでも緊縮に走れば、ユーロ圏の有効需要が落ち込み、PIIGSが不況と失業のワナにはまりかねない。 一方のドイツは、フランスが欧州の財政統一の露払いを狙っているのでは、と警戒。 ユーロ圏諸国の支援のために設立されたユーロ安定化基金は、フランスの仕掛けたトロイの木馬ではないのかと気をもむ。
(日経ヴェリタス/一部抜粋)
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G20で “協調” を演出できるか!? 3組の仮面夫婦の駆け引きとともに、日本と議長国カナダは、欧米が金融規制や「銀行税」を押しつけるようなら抵抗(?)・・・ も注目だけど、個人投資家としては、別れようが寄りを戻そうが、まずはあすの東京市場が “反応” を示すG20になってほしいですネ!

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