欧州ストレステスト結果の「好感と不満」


欧州20カ国の91行ストレステスト結果をマーケットはひとまず好感し、先週末金曜日のNY市場ではユーロ買いで反応したけど、あすの東京・欧州市場はともかく、つづくNY市場では 「一転売り戻し」 っていう可能性はないの┐(´.`)┌?
今回のストレステストで 「あらをさがせばきりがない」 といわれるほど、“目立つ甘さ” が指摘され、「市場では不十分という見方もくすぶる」 ・・・ 欧州版ストレステストの結果をうけ、いくつか「好感・不満」を日経ヴェリタスが紹介してました。
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◆ 好感:
① 不透明だった欧州の金融機関の資産状況が曲がりなりにも開示され、市場の目にさらされるようになった。
② 銀行のユーロ圏国債の保有状況がわかったことで、外部のアナリストが国債に損失が発生した場合の試算はしやすくなった。
◆ 不満:
(1)ソブリンリスクの織り込み方が不十分 ―― 当局側は 「政府のデフォルトはあり得ない」 と繰り返すが、国債に損失を織り込んだのは、短期売買用のトレーディング勘定だけで、債務不履行(デフォルト)になるリスクまでは反映しなかった。
(2)自己資本が十分かどうかの基準を 「中核的な自己資本(ティア1)比率で6%」 で資産査定 ―― 米国で使った「コア・ティア1」 を採用しなかった点に対し、欧州当局は 「合意はできていないため見送った」 と説明。 「コア・ティア1」で4%という基準も採用すれば、もっと資本不足の銀行は増えたはず。
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一大イベント(材料)も過ぎてしまえば過去のもの(*゚ー゚*) ・・・ 今週からマーケットは新材料を探すことになるんでしょうけど、今回は “不満” が残ったことで、「ギリシャなど南欧諸国の財政再建策の進ちょく状況に、再びマーケットの焦点が移りそう」 っていうのが〆のコメントでした。 結局、欧州危機問題はまだまだ尾を引くってことですかネ\(+×+)/

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