為替介入には慎重とされてきた菅首相続投で、円買いを仕掛けてた筋も、タイミング的にも水準でも、きょうの介入にちょっぴりサプライズ! ・・・ そんな “円売り介入” のマーケット反応だったようですネp(^^)q
先月30日、日銀が実施した追加金融緩和も “ストップ円高” には効き目なく、ドル円はついに82円台突入! ・・・ そんな局面で封印されてきた伝家の宝刀 “為替介入” を抜いたことについて、財務相は 「今後も断固たる措置 ―― （事前に）菅首相には報告 ―― （海外当局とは）緊密な連携は取っている」 と発言。
そして85円台まで下落した円 ・・・ 国内事情で実施された日本単独の介入について、「“介入” を巡り水面下で協議してきた米財務省関係者は、『コメントしない』 と消極的容認の姿勢を示した」（日経） そうだけど、この先は!?
♪ 果たしてどのくらいの間、どの水準まで円安誘導するのか?　それまでの介入規模のトータルは?
♪ 円相場が下落トレンドをたどるまで気合を入れて（継続的）介入するのか?　それともパフォーマンス?
♪ 連日で人民元は最高値更新と、人民元の切り上げを容認してる中国の通貨当局とは正反対の対応に、この先、さらに介入を繰り返せば、海外から批判・不満が出る可能性も?
♪ 円のロングポジションの巻き戻しは見られるか?
♪ 介入効果は、中間期決算を向かえる国内輸出企業の円転を上回ることができるか?
♪ 投機筋の動きは?　米国の金利動向は?
♪ スポット市場で行われたきょうの介入 ・・・ Value Date（受渡日）は17日。 日銀は “非不胎化” を行うか?
♪ 官房長官は午前の会見で、介入について、1ドル＝82円前後が防衛ラインになっているのかとの質問に対し、「野田佳彦財務相がそう考えたのだろう」 ・・・ また、「適宜適切に為替介入を含めた断固たる措置をとろうと官邸含めてそういう考え方で来ている」（日経） と答えたそうですが、ちなみに、これで野田財務相も続投ですか?
♪ わたし的には、史上最高値の更新場面を再び見たかったけど、この介入で夢は絶たれたのか?　それともお預けになっただけなのか?
・・・ 6年半ぶりの円売り介入は断続的に実施され、その規模は5000億円超ともいわれてるけど、「あす通知される17日スタート分の資金供給オペ（8000億円の見込み）の規模が注目される ―― 見込み通りの資金が供給されれば “非不胎化”（介入した資金を市場に放置）」（日経/東京短資）ってとこに、目を向けてみるのも面白いですネ(^_-)☆
◇.。・+゜゜+・。 Tokyo Financial Market Summary 。・+゜゜+・。.◇
　　　　　(14日17:00)　⇒ (06:00)　⇒ (17:00)
USDJPY =　83.21-22 ⇒　83.00-05 ⇒　85.45-47 (82.87~85.50)
EURJPY = 107.33-37 ⇒ 107.90-95 ⇒ 110.97-01
GBPJPY = 128.20-25 ⇒ 129.00-05 ⇒ 132.55-60
EURUSD = 1.2899-00 ⇒ 1.2995-00 ⇒ 1.2986-88 (1.2956~1.3024)
◇ 日経平均株価終値: 217.25△2.34％の9,516.56円。 TOPIX: 13.77△1.65％の848.64。
・・・ マイナス圏で推移してた株価も急反発!　日経平均株価は1カ月ぶりの高値水準まで上昇。 短期金融市場で円金利先物は続伸（円スワップ金利は低下）。