ユーロに付きまとう懸念材料といえば “国債の大量償還” ・・・ 「ポルトガルは6月末まで95億ユーロ、スペインは年451億ユーロ、イタリアも年1551億ユーロの償還が予定される」（日経ヴェリタス）
そして、欧州危機の支援枠組みを討議する会議が前後して開かれるっていうスケジュールに、マーケットは先行して憶測や仕掛けで先制パンチを放ち、イベント終了を待って 「材料出尽くし／織り込み済み」 で反動を見せるユーロ動向がパターン化┐(´.｀)┌
さらに、「10月末に任期切れを迎えるトリシェ総裁の後継者」争いもユーロ圏で活発化しそうだし、足元 “インフレの芽” も出てきて、ユーロは 「買い」 なのか、それとも 「売り」 なのか? 判断するには見極めづらい日々がまだまだ続きそう＼(+×+)／
++—–++—– 注目の欧州イベント —–++—–++
◇2月4日
………EU臨時首脳会議（EFSFの規模拡大の検討）
◇2月後半~3月上旬
………アイルランド総選挙（与党共和党が過半数を失う公算）
◇3月3日
………ECB理事会（非伝統的措置延長も）
◇3月24-25日
………EU首脳会議（欧州版IMFが正式決定される予定）
◇3月27日
………ドイツ各州で選挙（ドイツの支援負担の受け入れに影響）
◇4月15日
………ポルトガル政府が国債償還（元本47億ユーロ）
今週からの入札予定日は2/9・23、3/9・23、4/13
◇4月30日
………スペイン政府が国債償還（元本155億ユーロ）
今週からの入札予定日は2/3・17、3/3・17、4/7
◇6月中
………EBA「欧州銀行監督機構」（ストレステスト発表の可能性）
◇7月30日
………スペイン政府が国債償還（元本155億ユーロ）
（出所・野村証券/日経ヴェリタス）