日経平均株価は一時1400円近く下落し（8,227.63円）、昨年9月以来の9000円割れ!　 終値は 「前日比1015.34円安 ―― 下落率は10.55％とリーマン・ショック後（11.41％）に次ぐ過去3番目の大きさ」（日経）・・・ きのう今日の2日間で1650円下落。 反転・反動の兆しがないっていうのが寂しいですネ。　そして、「東電の株価は連日のストップ安（1221円）で、1984年11月以来の安値水準に沈んだ」
日経平均先物はサーキットブレーカー発動を2回交えて急落! ・・・ 最大の原因は、電力不足に尽きるんじゃないかな。 工場は操業停止、電車の運行もままならず、首都圏で経済活動が麻痺してること。 まさに “東電ショック” が巻き起こすニッポン株式会社の業績悪化を織り込む株式相場ですネ。
今回、政府, 官邸, 気象庁, 東京電力, 原子力安全・保安院などが随時会見を行い、いち早く情報開示することに努めてるようだけど（?）・・・ ただ、現場からの「伝聞の伝聞」をペーパーで読み上げ、しかも二転三転するリリースじゃあ、逆に不安をあおるようなもの。 質疑応答でちゃんと回答でき、現状を分かって・ブリーフィングが上手な方に任せたらどうでしょう。 噛み砕いて視聴者に説明する各メディアのコメンテイターも、場合によってはニュアンスが異なる解説してて、混乱が増幅するだけの気もします。
また、国民には数字を列挙して伝えるだけじゃ分かりづらいですよね。　具体的に現場で起こってること、これから起こりうること、それに対してどんな対応をすればいいのか!　適切に伝えてほしいものです!　 そうなってない結果、消費者の間に「買いダメ」が誘発され、スーパーやガソリンスタンドには品ナシの異常事態 ・・・ それにしても、ほんのちょっと需給バランスが崩れただけでこんな騒動になって、消費者の心理にもひずみを生じさせちゃうものなんですね。
そして、FXではドル円の取引が急増! ・・・ 14日、ボリュームは「前営業日比＋16.5％（くりっく365） ―― 円売り介入があった昨年9月15日以来の高水準。 円の上昇局面で、個人投資家の損失確定（ロングポジションの決済）が膨らんだもよう」（日経）・・・ 円相場については、あらためてブログしますネ。
╋╋　Tokyo Financial Market Summary　━━━━━ ╋╋
　　　　　(14日17:00)　⇒ (06:00)　⇒ (16:18)
USDJPY =　82.09-10 ⇒　81.60-65 ⇒　81.65-70
EURJPY = 114.41-45 ⇒ 114.20-25 ⇒ 113.60-65
GBPJPY = 131.70-75 ⇒ 132.00-05 ⇒ 131.30-35
EURUSD = 1.3937-38 ⇒ 1.3990-95 ⇒ 1.3910-15
◇ 日経平均株価終値: 1,015.34▼10.55％の8,605.15円、09年4月28日以来の安値水準。 TOPIX: 80.23▼9.47％の766.73。