「買われた円・買われないドル」と科学誌ネイチャー


前日はリスク志向から買われた円。 その反面、軟調に推移したドルについて、「逃避先として “ドル買いを妨げる3つのリスク”」 を目にしました。
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(1)米2月貿易収支で輸出と輸入がともに前月から減少し、1-3月期実質GDPの下押し要因 ―― 米経済成長が減速する可能性
(2)11年会計年度予算を巡る財政運営の不透明感で、通貨・ドルの信認低下懸念
(3)緩和的な金融緩和政策が長期的に続くとの観測 ―― Goldman Sachsの「原油買い推奨を取り下げ」リポートもあって、原油や金が軟調に推移、インフレ警戒感が後退
(日経/一部抜粋)
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・・・などの要因もあって、リスク回避からNY株価は反落、米長期利回りは低下し、過度に売られてた円に買い戻しとつながってるとか。 それでもやっぱ、船酔い相場が続きますね。
マーケットが想定したFRBによる早期の金融緩和解除の思惑もハズレ、ドル売り/円買いに勢いがありそうだけど、きょう予定されるイベントを吟味してからでも遅くないかも!? ・・・ わたし的には、前日の3年物国債入札が“好調”だったことから、金利動向につながる今日の「10年物国債入札」に注目します!
・17:30 英3月失業率
・20:00 1-3月期決算: JPMorgan Chase
・23:30 BOC金融政策報告
・26:00 RBA総裁が講演@NY
・タカ派・セントルイス連銀総裁(FOMC投票権なし)が講演
・10年物国債入札
・27:00 ベージュ・ブック … いい内容ならドル買い戻し?!
ところで、「英科学誌ネイチャー(*1)が、福島第一原発の廃炉や敷地の除染などには『数十年から100年かかる可能性がある』とスリーマイル島原子力発電所事故を経験した専門家らの見方を掲載」(asahi.com)という記事(*2)を読んで唖然。 「自分たちの生きている間は…」っていうマインドは捨て、地球が存在する限り、二度と原発事故は起こしちゃダメですね!
(*1) http://www.nature.com/
(*1) http://www.nature.com/news/2011/110411/full/472146a.html
(*2) http://www.asahi.com/science/update/0413/TKY201104130132.html
╋╋ Tokyo Financial Market Summary ━━━━━━━━━ ╋╋
     (12日17:00) ⇒ (06:00) ⇒ (12:58)
USDJPY = 84.32-34 ⇒ 83.55-60 ⇒ 83.90-95
EURJPY = 121.63-67 ⇒ 120.95-00 ⇒ 121.45-50
GBPJPY = 137.45-50 ⇒ 135.85-90 ⇒ 136.40-45
EURUSD = 1.4425-26 ⇒ 1.4475-80 ⇒ 1.4470-75
(一部修正)
◇ 日経平均株価(12:55): 32.50△0.34%の9,587.76円。 TOPIX: 2.63△0.31%の841.14。

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