ドキドキ「75円割れ」も夢じゃない!


「米国の債務上限問題 + ギリシャに債務削減の実効性に疑念 + イタリア・スペインへ財政不安拡大」 ・・・ こんな材料に、目にする様々な市場関係者のコメントにも、ドル円で75円割れを想定し始めてるって感じが!?
3月17日早朝・オセアニア市場で付けた 「76.25」 は、薄いマーケットでオーバーシュート(overshoot=行き過ぎ)気味に付けちゃった不名誉な 「レート」 ・・・ “アクシデント的な産物” と、このまま歴史に残る「円の最高値」になっちゃったら、ちょっと格好悪いですよね。 狙うはやっぱ、全員参加型(日本の銀行ディーラー・機関投資家・FX個人など)で成し遂げた “レコード” でないと!
そんな気持ちをドル円に吹き込むための前提となる 「ドルの不信感」 は、くすぶる米債務問題の末の「デフォルト」で必要十分だし、前回のG7協調介入には 「3・11で窮地に立たされた日本経済の救済」 っていう大義名分があったけど、足元では「介入」に理由付けする大義もなし!
また、きょうMoody’sがギリシャを「Caa1⇒Ca(下から2番目)」へ3段階格下げ! これで民間金融機関の「ギリシャ国債の自発的ロールオーバー」は厳しくなりそう!
・・・ 外堀が埋まりつつある円全面高シナリオに、サーキットブレーカー的な「単独の円売り介入」をしようものなら、各国から「日本だけ特別扱いできない」と反発されるでしょうし、この絶好のチャンスは逃したくないな! って “マーケットが協調” したら、75円割れも夢じゃないですよネ!
╋╋ Tokyo Financial Market Summary ━━━━━━━━━━━━ ╋╋
     (22日17:00) ⇒ (23日06:00) ⇒ (17:00) ⇒ (17:20)
USDJPY = 78.67-69 ⇒ 78.50-55 ⇒ 78.22-23 ⇒ 78.20-25 (78.12~56)
EURJPY = 113.24-28 ⇒ 112.75-80 ⇒ 112.32-36 ⇒ 112.35-40、一時112.10
GBPJPY = 128.10-15 ⇒ 128.05-10 ⇒ 127.45-50 ⇒ 127.45-50、一時127.30
EURUSD = 1.4394-96 ⇒ 1.4355-60 ⇒ 1.4359-60 ⇒ 1.4360-65 (1.4332~1.4404)
(一部修正)
◇ 日経平均株価終値: 82.10▼0.81%の10,050.01円。 TOPIX: 6.90▼0.79%の861.91。

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