回りくどい言い方をせずに、ストレートにマーケットに語りかけ、波乱のユーロ相場を演出してきたトリシェECB総裁の記者会見も、あと一回（10月06日）になっちゃいましたネ!
・・・ 昨夜も期待を裏切ることなく、分かりやすく 「景気・物価の下振れリスクを認識 ⇒ 利下げ観測 ⇒ ユーロ先安観」 を連想させてくれ、昨夕にBlogした恒例のわたし的シナリオ・ “今夜の脚本「ユーロ売りの置き土産」?” をアップするまでもなく、全員参加型で 「ユーロ売り」 を楽しめた!?
（EURUSD=1.3873と2カ月ぶりの安値、EURJPY=107.54と3月17日以来の安値水準）
次期ECB総裁となるドラギ・イタリア中銀総裁もトリシェ総裁同様に、遠慮や気兼ねをすることなく、ボラティリティーが大きくなる発言で、大いに為替相場を盛り上げてほしいですネ!　就任早々の11月に、利下げで存在感をアピールする演出もいいかも!?
それに比べ、バーナンキFRB議長は講演で、先月末にジャクソンホールで講演した内容とほぼ同じで、追加緩和に言及を避けちゃって肩透かし。面白味に欠けちゃいましたね。
そしてオバマ大統領は議会演説で、「雇用促進のための税制優遇やインフラ整備などの公共事業の積み増しなど、総額4500億ドルの景気・雇用対策を発表。富裕層への増税などによる歳入増や社会保障見直しによる歳出削減などを組み合わせた追加的な財政赤字削減案を今月中旬に提示することも明らかにした」（日経）に、材料出尽くしでややドル売り先行。
・・・ 事前に報道されてた3000億ドルを上回る景気対策だけど、米経済界は早速 「政府と議会はこれ以上先延ばしすることなく、結果を出すことを望む」 とクギを刺したとか!?　さ～て、欧州時間からはG7絡みで、当局者の発言にWatch out!
◇ 8月CPIは前年同月比＋6.2％（前月＋6.5％）、8月PPIも＋7.3％（同＋7.5％）・・・ 市場予想は上回るも、前月からは縮小。
╋╋　Tokyo Financial Market Summary　━━━━━━━━━━ ╋╋
　　　　　(08日17:00)　⇒ (06:00)　⇒ (12:34)
USDJPY =　77.40-41 ⇒　77.45-50 ⇒　77.45-50
EURJPY = 108.83-87 ⇒ 107.55-60 ⇒ 107.85-90
GBPJPY = 123.20-25 ⇒ 123.65-70 ⇒ 123.80-85
EURUSD = 1.4061-62 ⇒ 1.3880-85 ⇒ 1.3920-25
◇ 日経平均株価(12:31): 0.54▼0.01％の8,792.58円。 TOPIX: 2.48△0.33％の759.89。
（一部修正）