FXの「イメージ」に悪影響は?


「“金融ストレス指数”(*) の水準は、すでに2007年8月に発生したパリバ・ショック時の水準を超え、リーマン・ショック後の光景を視野に入れ始めてる」(日経)・・・ フランスまでをも巻き込みそうな欧州債務問題の連鎖を裏付ける数字が、これからも出てきそうで、わたし的にはまだユーロ売りに共鳴!

ところで、大王製紙前会長の巨額な資金借り入れ事件で、公表された 『お詫び』 に、「きっかけは、株式の先物取引、FX取引で多大な損失を出した後に、偶々訪れたカジノで儲け、当初、大きな利益を得ることもありその深みにはまったもの――」(毎日jp/一部抜粋)・・・ FXのイメージへの影響が、ちょっぴり気になるとこ(*’-^)☆

(*) TEDスプレッドやVIXなど18の指数をもとに、セントルイス地区連銀がはじき出す指数。

╋╋ Tokyo/London Forex Market ━━━━━━━━━━━━━━━ ╋╋
     (21日17:00) ⇒ (07:00) ⇒ (17:00) ⇒ (21:20)
USDJPY = 76.79-81 ⇒ 76.85-90 ⇒ 76.98-99 ⇒ 76.85-90
EURJPY = 103.61-65 ⇒ 103.70-75 ⇒ 104.12-16 ⇒ 104.05-10
GBPJPY = 120.90-95 ⇒ 120.25-30 ⇒ 120.60-65 ⇒ 120.30-35
EURUSD = 1.3492-94 ⇒ 1.3485-90 ⇒ 1.3525-26 ⇒ 1.3540-45


◇ ◆ ◇ ◆ ◇
[22日夕のBlog] ―― 欧米はこの変な動きを軌道修正するか?! ――
どこの国でも “税と社会保障改革” を絡める赤字削減策って、なかなか進展しないですね! ・・・ 米国の「今後10年間で赤字額を最低1.2兆ドル追加削減」する協議を、合意期限(23日)を待たずに米議会超党派委員会はGive upしちゃったようだけど、「トリガー条項*1」のおかげ(?)で米国債の格下げは避けられるとか?! それでも、米景気減速懸念からThanksgiving Dayを前に、前日のNYダウは一時330ドル超下落!

・・・ ところが、ユーロはECBによるイタリアやスペインの国債購入で何とか踏ん張ったり、きょうの東京市場では安住財務相発言を伝えるニュースヘッドラインに、“ああ勘違い” でドル円は一時77.35ワンタッチ!(*2)

こんなイレギュラーな為替相場が続いてるけど ・・・ このあとは “日本⇒米国” の祝日リレーに、早めのVacationモード入りで(?)薄いマーケットの中、またまたくすぶる欧州債務問題がこの変な動きを軌道修正するユーロ売りが見られるかもネ!?

(*1) 「トリガー(引き金)条項」=2013年から9年かけて予算を原則一律カットする条項。
(*2) 衆院財務金融委員会で外債購入基金の創設(日銀が50兆円規模の円資金でEFSFなどの外債を購入)を巡って、「円高にも効果がある。やってみては」との問いに、財務相は「これは為替介入になってしまう可能性が高い」と消極的な答弁。 ところが、「外債購入は介入の可能性が高い」というヘッドラインを、「介入に前向きな発言」と誤解した短期筋がドル買い/円売りに動いた。(日経/一部抜粋)


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