昨日の反動・調整が先行した欧州市場 ・・・ 独仏伊首脳会談が行われるとかで、前日に浮上した “ユーロ共同債発行” にちょっとでも進展がみられるのか?　動きづらいユーロだけど、S＆Pによる「エジプト国債格付けB＋への格下げ」、Fitchの「ポルトガルBB＋へ格下げ」、そしてMPC委員の英経済に悲観的なコメントもあって、再びクロス円は軟調に!　ただ、株価は前日の反動からかプラス圏で推移。
NY市場は飛び石とはいえ、あすの株式・債券・商品市場が取引短縮で、しかも大したイベントもなく実質連休モードと同じなだけに、このあとは動意薄で 「ダメかな?」 って諦めの気分にもなるけど、逆転の発想で、薄いマーケットの中、破天荒なドラマが待ち受けてはず!?　って期待しちゃってます!
╋╋　Tokyo/London Financial Market Summary　━━━━━━━ ╋╋
　　　　　(23日17:00)　⇒ (07:00)　⇒ (17:00)　⇒ (20:38)
USDJPY =　76.95-00 ⇒　77.30-35 ⇒　77.14-15 ⇒　77.05-10
EURJPY = 103.55-60 ⇒ 103.15-20 ⇒ 103.17-21 ⇒ 103.15-20
GBPJPY = 119.95-00 ⇒ 120.00-05 ⇒ 119.85-90 ⇒ 119.70-75
EURUSD = 1.3450-55 ⇒ 1.3340-45 ⇒ 1.3374-75 ⇒ 1.3380-85
（一部修正）
◇ 日経平均株価終値: 149.56▼1.80％の8,165.18円。 TOPIX: 11.71▼1.63％の706.08。

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[24日夕のBlog]　―― 割りと冷静なユーロ! ――
ドイツ10年物国債入札の “札割れ”（応札額が募集上限に届かず） で、前夜は 「ついに本丸も落城か!」 とユーロ売りへなびいたものの、もともとドイツの応札義務はゆるいうえに、「ユーロ共同債」発行構想(*) がすかさず浮上するなど、意外にもユーロ相場は冷静。 それでも、世界的な景気減速懸念も意識され、アジア⇒欧米の株価は大幅続落!
一方、米7年物国債入札は “好調” で長期利回り低下にも、ドルは基軸通貨としての威厳を取り戻したかのように対円でも買われたり、「フランスや欧州経済の一段の悪化がフランスの格付けの脅威に」（日経） とFitchに指摘されたり、きょうはThanksgiving DayでNY市場がお休みのなか、このあと欧州勢は自己嫌悪に陥ってリスク回避の流れがジワジワ進行するかも!　それとも反動?