今夜のFOMCの結果発表が控えて、静かなマーケットだった東京市場 ・・・ LDNタイムでは、欧州株価は「＋⇒－⇒＋」で推移、経済指標は強弱まちまち、相次いだ欧州各国での国債入札（スペイン、ギリシャ、ベルギー、EFSF）は無難に通過!
・・・ そして、ECBによるイタリア国債購入観測が出るなか、ECB当局者の「国債購入枠拡大の可能性」示唆があっても、ユーロの反発力は限定的。 こうなってくると、10年物国債入札の結果とFOMC頼みのマーケットですネ!
ちなみに、あすは 「オリンパスの4-9月期決算の四半期報告書提出期限」・・・ 11月11日に424円ワンタッチのあと、思惑交錯できょうの終値は1,370円!　損失隠し問題で揺れる超一流企業の行く末を占ううえで、ちょっと気になるとこ!
ところで、同じFXでも次期主力戦闘機（FX）は16日に決定するようだけど、「16年度からの配備で購入費やメンテナンス費用は総額1兆円」（日経）だそうです。 近い将来、ドル買い要因として取りざたされるんでしょうね?!
さて、MPCメンバーの英景気に弱気な見通し発言でポンドは軟調だけど、今夜このあとは…
22:30 11月小売売上高（市場予想△0.6％）
24:00 10月企業在庫（同0.8％）
26:30 ドイツ連銀総裁が講演
27:00 10年物国債入札 … 金利差縮小で円買い?　それとも対ユーロでドル買いにつられてドル円も上昇?
28:15 FOMC … 市場予想は金融政策の現状維持も、景気判断は?
╋╋　Tokyo/London Financial Market Summary　━━━━━━━ ╋╋
　　　　　(12日17:00)　⇒ (07:00)　⇒ (17:00)　⇒ (21:00)
USDJPY =　77.61-63 ⇒　77.90-95 ⇒　77.80-81 ⇒　77.75-80
EURJPY = 103.28-32 ⇒ 102.75-80 ⇒ 102.63-67 ⇒ 102.70-75
GBPJPY = 120.80-85 ⇒ 121.40-45 ⇒ 121.40-45 ⇒ 121.40-45
EURUSD = 1.3308-10 ⇒ 1.3185-90 ⇒ 1.3192-93 ⇒ 1.3210-15
（一部修正）
◇ 日経平均株価終値: 101.01▼1.17％の8,552.81円。 TOPIX: 5.98▼0.80％の740.71。

◇　◆　◇　◆　◇
[13日昼のBlog]　―― 追い込まれるユーロ! 欧州格下げが相次ぐ? ――
◇EU域内の債務危機解決に「前週末のEU首脳会議の合意内容は不十分」と見たマーケット
◇Fitch Ratingsがリポート(*)で、「欧州経済は短期的に大きく下振れする（2012年の成長率予測は0.4％）」と指摘（日経）
◇イタリアの長期金利が上昇
すぐにでも発表されそうな “欧州の格下げ” リスクも意識され、マーケットにリスク回避姿勢が強まって、前日のNY市場では株価は反落! ・・・ こうなってくると基軸通貨・ドルが強みを発揮し、ユーロドルは下落、そしてドルの代替資産・GOLDも原油も反落。
さて今夜は、 相次ぐ好調な米経済指標とは裏腹に、ドイツ12月ZEW景況感調査でユーロ売りに傾きそう（?）・・・ 一方、善戦するX’mas商戦に米11月小売売上高でもいい数字が出そうだし、FOMCは金融政策の据え置き、そして、前日の米3年物国債入札が好調（応札倍率3.62倍（前回3.41倍））だったこともあり、今夜の10年物国債入札も順調!?　となれば、今夜の流れも「ドル買い・円買い」!?
(*) 「（短期的には）ECBの資金供給が唯一の信頼に足る防火壁 ―― EFSF・ESM経由での域内国債の購入拡大に期待」