「仕方ないネ」・・・ このひと言で納得できちゃう、様子見モードで推移したきょうの東京外為市場(*ﾟｰﾟ*)
そして@21:30 ・・・ 昨日の “余韻” が強いだけに、6月雇用統計（労働省）でも雇用情勢は “底堅い” と改善ペースが確認できれば、QE3導入観測の後退で「ドル再上昇」 ・・・ もちろん、もし弱い数字が出たら「円全面高」。
・・・ シンプルすぎて面白味のないシナリオだけど、前日の為替相場が一本調子だっただけに、流れからしてドルは 「再上昇 vs 反動」 どちらかで反応の予感!
でも、そのあとのドルは ・・・ 来週9-10日のEU財務相会議で 「金融行政や財政政策の一元化」協議が進むか?!　ユーロを主人公にしたドラマ番組へチャンネルは替えられちゃって、ポジション調整を進めるんでしょうネ!?
6月雇用統計（労働省）　市場予想　　　　　　　　（前回の結果）：
・非農業部門雇用者数　＝　前月比＋9.0~12.5万人　 （前月比△6.9万人）
・失業率　　　　　　　＝　8.2％　　 　　　　　　　 （8.2％）
・民間部門雇用者数変化＝　前月比＋10.6万人　　　　（前月比△8.2万人）
・製造業雇用者数変化　＝　前月比＋0.8万人　　 　　 （前月比△1.2万人）
╋╋　Current Tokyo/London Financial Market　━━━━━━━━━━━ ╋╋
　　　　　　(05日17:00)　⇒ (06:00)　 ⇒ (17:00)　⇒ (18:01)
・USDJPY =　79.66-67 ⇒　79.90-95 ⇒　79.87-88 ⇒　79.85-90
・EURJPY =　99.75-79 ⇒　99.00-05 ⇒　98.91-95 ⇒　98.90-95
・GBPJPY = 124.15-20 ⇒ 124.05-10 ⇒ 124.00-05 ⇒ 124.05-10
・EURUSD = 1.2522-23 ⇒ 1.2390-95 ⇒ 1.2384-85 ⇒ 1.2385-90
◇ 日経平均株価終値: 59.05▼0.65％の9,020.75円。 TOPIX: 4.54▼0.58％の771.83。

それにしても昨日は、ユーロにとって厄日でしたネ! あらためて昨夜をプレイバック!
・・・ ドラギECB総裁が記者会見で、悲観的な言葉をオンパレード!
◆7カ月ぶりの利下げについて、「景気悪化のリスクが現実になったため」、そして「適時、果断に行動する」と追加緩和に含み。
◆景気見通しに、「高い不確実性がある」・「下方リスクがある」・「成長力が弱い」・「4-6月期の経済指標も弱含んでいる」
◆危機対策は即効性がある国債購入再開については言及することなく、ECBは 「ドイツ連銀の反発を考慮し、南欧債の購入や3年物資金供給オペなど “切り札” 温存」に、マーケットは失望。
◆ECBは99年のユーロ導入以降で最低の0.75％へ政策金利を引き下げても、「景気浮上には不十分」・「金利差の縮小で、ユーロの魅力低下」
◆中国人民銀行の利下げにマーケットは、「景気下支えというより、それほど現状の景気は悪い」
・・・ そして、ECB/BOE/中国が金融緩和したにもかかわらず、「欧州の景気減速懸念や債務問題の不透明感が、追加緩和による景気下支え期待を上回って、スペインとイタリアの国債利回り上昇」（日経/一部抜粋） が嫌気され、欧米の株価は軟調に推移!　6月ADP全米雇用リポートの改善もあって、ユーロ全面安!