バーナンキ講演「筋書きは3つ」!


バーナンキFRB議長の講演が注目される31日 ・・・ その舞台は、「ワイオミング州ジャクソンホール。 映画“シェーン”の舞台にも使われた秀麗な山並みを誇る国立公園の一角 ―― 晩夏のこの時期に毎年、地元カンザスシティー連銀が主催する経済シンポジウムに世界の中央銀行幹部らが集まる」
・・・ 『バーナンキは踏み込むか』 っていうタイトルで、このシンポジウムの歴史と筋書きを、日経ヴェリタスが解説してました!
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第1回は1978年。 主題は世界の農業貿易だった。 それが実務的な政策見通しを発露する場に変貌してきた ―― 2010年には、バーナンキFRB議長はQE2を示唆。 金融・資本市場の流れを変える大きな節目になった。 今年は 『危機後の金融政策』 と題して講演する。
―― 今回、バーナンキFRB議長は米経済をどう “診察” し、必要な “処方箋” を示すのか、筋書きは3つ:
(1)順調に快方に向かい、新たな施策は必要ない
(2)病状は安定しているものの予断を許さず、次の処方箋を準備している
(3)病状はなお危険で、すぐにも新たな手を打たねばならない
ヒントは、22日公表のFOMC議事要旨に、つまり(2)だ ―― 市場は 「追加策あり」 との解釈に傾いてる。 ただ問題はその時期がいつか。 ジャクソンホールで具体的に示すかは、なお微妙。
足元では、明るさを示す経済指標が相次ぎ、8月雇用統計発表(9月7日)を前に、踏み込んだ発言は控えたい意向が働いてもおかしくない。 QE3にはタカ派の反対論も強く、セントルイス連銀総裁は追加緩和の可能性に「市場予想ほど高くない」と牽制(23日)。
この先を考えれば(欧州問題でいつ不測の事態が起きるか分からず、また減税措置の期限切れや自動的な歳出削減が始まる)、バーナンキ議長の胸の内にはQE3のカードは温存したいとの意向があるはず――。
(日経ヴェリタス/一部抜粋)
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・・・ シナリオ的には、市場は “講演に失望” して、「株安・ドル高」 で9月相場はスタートするのかな!?
一方、ECBに目を向けると、「市場で高まる “マイナス金利” 政策への期待」 があるとか。 狙いは、「超過準備預金に与える利息をマイナスにすることで、コスト負担を嫌う民間銀行は南欧国債を購入 ⇒ 金利低下を促す」 っていうもの。 すでにデンマーク中銀は(クローネ高抑制のため)導入済みで、ECBも可能性なしではなさそう?!
31日
@23:00 バーナンキFRB議長が講演@ワイオミング州ジャクソンホール
@27:30 ラガルドIMF専務理事が講演@ジャクソンホール
01日
@25:25 ドラギECB総裁が講演@ジャクソンホール

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