「（22日）ECBが量的緩和に踏み切れば、ユーロ売り・フラン買いの圧力が高まり、SNBはユーロを買い続ける為替介入で抑えきれなくなる恐れがある。 膨大なユーロを抱えてから上限を撤廃すれば、ユーロ急落でSNBが巨額の含み損を抱えかねないリスクがあった」（毎日*）

15日のスイス国立銀行による対EURでのSFrの上限撤廃の嵐が去った翌日、マーケットだけでなく、様々なところにヒドイつめ跡を残したようですね! ・・・ “マイナス金利” 拡大だけでは、本丸のスイス中銀本体に危うさがあったっていう見方もあって、ラガルドIMF専務理事さえも「驚いた」っていうSNBの決断!

SNBは損失を圧縮できても、FX業界では破綻する業者が現れたり、「（当日のスイスの株価指数SMI＝前日比▼8.7％） ―― 中銀の行動は津波だ。 輸出産業と観光、最終的には国全体にとってもだ」（スウォッチ最高経営責任者の声明／毎日）

・・・ 11年9月の「1€＝1.20SFrに上限設定」のリムーバルで見せられた中央銀行による金融政策の変更って、あらためて “怖いな＼(+×+)／” って思ったとこ。22日には、どんなドラマがあるんでしょうね(〇ο〇)

（*）http://mainichi.jp/select/news/20150117k0000m020118000c.html（毎日）
（*）【関連記事】http://jp.reuters.com/article/forexNews/idJPL3N0UV1ZK20150116（REUTERS）
（*）【関連記事】http://www.sankei.com/economy/news/150117/ecn1501170013-n1.html（産経）
（*）【SNB】http://www.snb.ch/en/mmr/reference/pre_20150115/source/pre_20150115.en.pdf（PDF）
“SNB is discontinuing the minimum exchange rate of CHF 1.20 per euro.”