IMFへ債務延滞のうえに、奇策の国民投票実施に打って出たギリシャ首相の決断は、そのあと民意を無視して構造改革案（年金抑制や付加価値税増税）を法制化（15日期限）する羽目になっちゃって、ユーロ圏各国首脳と国民から “信用失墜” して手に入れるものは「つなぎ融資と €860億の金融支援」っていうことで、ギリシャ首相の払う “代償” は安いか・高いのか?!

もちろん、マーケットもギリシャがこのままスンナリ “約束” を実行するかどうかは疑問とばかりに、ユーロに揺さぶりをかけてるけど ・・・ ちなみに、日本の投資家にも被害が飛び火? って心配された “サムライ債” は、きょう『ギリシャが期日どおり返済』（NHK*）っていうことで、まずは良かったですネ(*’-^)☆　このあとは・・・
（*）http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150714/k10010150071000.html

・６月30日　IMFへの €15億の債務を延滞・債権団による第2次金融支援終了
・７月05日　ギリシャ国民投票・EUの財政緊縮策に「Oxi（NO）」
・７月14日　サムライ債（円建て国債）の償還（€8300万）は返済♪
　　　　　　IMFへの €4億5600万の債務は延滞
・７月17日　3年物国債の利払い（€7100万）
・７月20日　ECBへ €35億を返済（国債償還）
・８月20日　ECBへ €32億を返済（国債償還）

そして、日本株が高値水平飛行のままClosing態勢に入ってるところに、もう一つの懸念材料・中国株が一時急落し、日経平均は連れ安したり、円が急激に買い戻される局面もあったり ・・・ そして欧州勢参入あとはユーログロス絡みで円は売られたりと、まるでサスペンス相場ですネ＼(+×+)／

21:30　6月小売売上高（市場予想・前月比△0.3％）／6月輸出入物価指数（同・前月比△0.1％）
23:00　5月企業在庫（同・前月比△0.1％）
4-6月期決算: JPMorgan Chase, Wells Fargo, J＆J

◇日経平均株価終値: 295.56△1.47％(20,385.33), 3日以来の高値. TOPIX: 25.20△1.56％(1,638.71). JPX400: 233.88△1.60％(14,812.43).