足元、日米金融当局が同日開催するあすの “会合” を控え、見極めたいモードで積極的なポジションメイクをしてこなかったマーケット! それだけに、ポジションはスクエア状態で、うっぷん晴らしの大商いが期待される週後半の相場展開♪
「総括的な検証」と「マイナス金利の深掘り」という名のもとに、追加緩和への期待感をマーケットに持たせた日銀。 片や、「追加利上げ」を匂わすことに余念がなかったFRB。
第1幕、「日銀会合」・・・ これまでのパターンからすれば「追加緩和=円安・株高」と、YOUR派にとっては面白くなくても、株式市場は盛り上がるステージになるでしょうネ! ・・・ ただここには、収益悪化を見越す銀行株の下落が、日本株の下げを主導っていう落とし穴も!?
そしてここでまた、マーケットは日銀に期待! もちろんそれはETFの買い入れ出動! 色あせたアベノミクスで、ただただ重荷を背負うのは黒田日銀と、可哀想になる役回り!
いずれにしても ・・・ ECB、そしてBOEまでも年内に追加緩和導入観測が取りざたされてるだけに、先手が効果的か、それとも後出しジャンケンが有効か? 黒田日銀は崖っぷち!
さて、日銀会合の結果判明からわずか14時間ほどあと、第2幕はイエレンFRB議長が主役のドラマ・「FOMC」がオンエア! ・・・ ほほ、FRBによる9月利上げは見送られ「ドル安・米株高」っていう線だけど、電撃的な利上げも!?
もしも「利上げ決定」がニュースヘッドラインに流れれば、マーケットは9月利上げの織り込み不足からドル急騰! それでも、ペースは緩やかと売り戻しも? また、大方の予想通りに見送りとなってドル売り先行も、「年内には追加利上げ」の高まりから「ドル反発・米株安」へ?!
・・・ ってことで、21日は、日銀に「失望=円高・株安」、「好感=円安・株高」、FRBの「現状維持=ドル安・株高」、「利上げ=ドル高・株安」・・・ でも、この “先行した流れ” はトレンドとはならずに、「反転」!
さらにそのあとは、再び次回会合への思惑と期待が交錯するBOX相場へと逆戻り! っていうのが、わたし的シナリオ! ・・・ マーケットが日米当局に求めてるのは「やるぞ」っていうアピールよりもアクションですものネ♪ さらに、金融政策が「成功 or 失敗」が最も大切っていうのは言うまでもないけど!
ちなみに、きょうもマーケットは右往左往で方向感に欠いてるけど、ポンドだけは年内の利下げ観測できのうから下落基調継続ですね(*’-^)
21:30 8月住宅着工件数(市場予想・年119万件・前月比▼1.7%)/8月建設許可件数(同・年116.5万件・前月比△1.8%)
25:30 BOC総裁が講演 … CAD売り誘発?
FOMC(~21日)
┃ Current Tokyo-London Financial Market
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17日 06:00 ⇒ | 19日 17:00 ⇒ | 20日 06:00 ⇒ | 17:00 ⇒ | 20:00 | |
USDJPY | 102.25-30 (101.82~102.46) |
102.05-10 | 101.87-92 (101.58~92) |
101.68-70 (101.55~102.07) |
101.90-92 |
EURJPY | 114.07-12 | 113.88-93 | 113.88-93 | 113.90-94 | 113.93-95 |
GBPJPY | 132.98-03 | 133.25-30 | 132.80-85 | 132.53-58 | 132.13-18 |
EURUSD | 1.1153-58 (1.1150~1.1230) |
1.1158-63 | 1.1173-78 (1.1162~98) |
1.1202-03 (1.1170~1.1210) |
1.1179-81 |
◇日経平均株価終値: 27.14▼0.16%(16,492.15). TOPIX: 5.47△0.42%(1,316.97). JPX400: 43.45△0.37%(11,812.31).
◇ハンセン指数: 19.59▼0.08%(23,530.86). 上海総合指数: 3.05▼0.10%(3,023.00).