事前の報道、そして賭けの “1番人気” 通りに、トランプ大統領は “次期FRB議長” としてパウエル氏（Jerome H. Powell）を指名しましたネ!

来年2月3日で任期満了のイエレン議長の後任が、同議長の考えに近い現FRB理事でもある同氏になることで、この先の金融政策に大きな変更はないっていうのがマーケット反応となって表れて・・・

また、「『トランプ大統領：ブロードコム本社、シンガポールから米国回帰へ』―― 登記上の本社移転で米国に200億ドルの収入をもたらす」（Bloomberg）っていう報道もあって まず、米株式市場は “好感”、NYダウは続伸し最高値更新♪

一方、24時にずれ込んだけど、「米下院共和党の税制改革案、法人税率を35％⇒20％へ引き下げ」っていう23時の報道が、米金利低下＋株安＋ドル円下落 を誘ったものの・・・

ロンドンFixingを挟んで、金利も株価も下げ幅縮小、NYダウはプラス圏へ浮上、ドル円は反転・上昇 っていうステージに!　ただし、同案の議会通過は不透明で、クリスマスまでの減税は┐(-_- )┌

・・・ そして明け方4時、「パウエル氏を指名」につながり、ドル売りをちょっぴり誘ったものの、総じて織り込み済みっていう反応を見せたNY外為市場。

ちなみに、（1）MPC＠21:00 ・・・ BOEは、Repo Rate「0.50％（△0.25％）」に引き上げる07年7月以来の利上げと、資産買取プログラム・4350億ポンドに据え置き決定。

・・・「将来の利上げ、緩やかかつ限定的」、”四半期インフレ・リポート” で17年のGDP見通しを「1.7％⇒1.6％」に下方修正 がポンド売りを誘発し、そのあとも軟調・揉み合いの展開に!

（2）結局のところ、米新規失業保険申請件数＝ 22.9万件（市場予想23.5万件）／7-9月期非農業部門労働生産性・速報値＝前期比△3.0％（同△2.6％）＠21:30 っていう “いい数字” がたたき出した「114.22」が、この日のドル円の高値だったっていうとこには、ちょっと物足りなさも┐(´.｀)┌

さ～て、文化の日の祝日で本邦勢不在のアジア・タイムでは為替相場方向感なく小幅な値動きに終始しちゃって、ドル円は113.89~114.13で推移。ポンドは欧州勢参入でまだ昨日からの売り継続中!

・・・ 今夜このあと、ハリケーンの9月から復興需要で急回復が見込まれる、いい数字が出て当たり前っぽいイベントで、ドル円はきのうのレンジ「113.53~114.22」のどっちも破る?!　ポンドと同じように材料出尽くしっぽくなって〆なければいいネ(^_-)

　10月雇用統計　　　　　　　市場予想　　　　 　　　 　 （前回の結果）
・非農業部門雇用者数　＝　前月比△31.2万人　　　　　　　（▼3.3万人）
・失業率　　　　　　　＝　4.2％　　　　　　　　　　　　　（4.2％）
・平均時給　　　　　　＝　前月比△0.2％　　　　　　　　　（△0.5％）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　市場予想　　　　　　結果
◇10月ADP全米雇用リポート：　　前月比△19.6万人　 ⇒　△23.5万人（前回△13.5万人⇒△11.0万人と下方修正）
◇直近の新規失業保険申請件数：　23.5万件　　　　　 ⇒　22.9万件（前回23.3万件）

18:30　10月非製造業PMI（市場予想53.3）
21:30　9月貿易収支（同▼C$30億）／10月失業率（同6.2％）・新規雇用者数（同△1.5万人）
21:30　9月貿易収支（同▼$432億）／10月雇用時計
23:00　10月ISM非製造業景況指数（同58.5）／9月製造業受注（同・前月比△1.2％）
25:15　ミネアポリス連銀総裁（FOMCメンバー）が発言

【5日　SUN】
トランプ大統領来日（～7日）
End of Daylight Saving Time（～18年3月11日）

◇ ハンセン指数終値: 84.97△0.30％（28,603.61）、10月18日（28,711.76＝年初来高値）以来の高値. 上海総合指数: 11.57▼0.34％（3,371.74）、10月19日以来の安値.