比較的冷静なドル円に救われる!


2日間(14-15日)で51兆円が吹っ飛んだ株式市場には、今日になってやっと冷静さが戻って大幅反発。 「売買高は前日に次ぎ過去2番目」 ・・・ 底入れ感が出るまでには「原発事故」の沈静化が必須でしょうけど、冷静に、投機的な売りが出ないことに期待したいこと!
ところで、日銀の「外国為替市況」で昨日15日のSPOT取引の出来高を確認すると、売買高はドル円で「14,591百万ドル(14日=12,564百万ドル)」と高水準。 ユーロドルは「6,307百万ドル(同4,165百万ドル)」
・・・ きょう日中の円相場は、引き続き「原発」相場の様相。 ただ、変な仕掛けや憶測も出ずに、比較的ドル円が冷静に推移してたことで、マーケット的には安心感も ・・・ バーレーンでは反政府デモの広がりが見られたりして、クロス円は今日も方向感なく上下振動の繰り返し。 世界情勢をカバーする為替相場は、「日本だけを特別扱いできない市場だ」 ってことも、あらためて実感させられます。
╋╋ Tokyo Financial Market Summary ━━━━━ ╋╋
     (15日17:00) ⇒ (06:00) ⇒ (17:00) ⇒ (20:20)
USDJPY = 81.51-52 ⇒ 80.70-75 ⇒ 80.92-94 ⇒ 80.65-70
EURJPY = 113.44-48 ⇒ 112.95-00 ⇒ 112.99-03 ⇒ 112.45-50
GBPJPY = 130.95-00 ⇒ 129.75-80 ⇒ 130.15-20 ⇒ 129.65-70
EURUSD = 1.3917-18 ⇒ 1.3995-00 ⇒ 1.3963-65 ⇒ 1.3940-45
◇ 日経平均株価終値: 488.57△5.68%の9,093.72円。 TOPIX: 50.90△6.64%の817.63。

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[16日のBlog] ―― 円は相場と関係なく需要先行! ――
円相場について、「金融機関のなかには相場の水準に関係なく円の需要が高まっている」(日経) ・・・ ドル円は朝方に一時81円台回復も、80円台再突入。 株式市場は一時的でもやっと落ち着きを見せ、午前中の日経平均株価は反発。 そんな流れを作ってくれたのが、前日のNY市場!
「FOMCの声明は前回内容と変わらず」 ・・・ 予想以上の日本の巨大地震と原発事故の深刻さに、FRBによる一段の金融緩和を期待したマーケットに失望も、「FRBが動かなかったことで、前のめりに“質への逃避”を進めた市場はやや冷静さを取り戻した」(日経)
・・・ その結果、NYダウは寄り付き直後こそ300ドル近く下落も下げ幅を縮小、長期利回りは前日比で低下も、債券相場は伸び悩み。 金(GOLD)は株安による損失穴埋めの換金売りで大幅反落。価格変動リスクの高い原油は、日本発・世界景気の回復の遅れが嫌気され反落。 これで一気に、投機的な動きは撤退するかも…?


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