FXは直物取引


株式の信用取引や商品先物と呼ばれる金融商品は、単一商品の売買で、最終決済の期日が決まっていたり、信用の供与によって融資(金銭または有価証券の貸し付けや立て替え=貸株)が行われることによって、投資家が「十分な資金が手元にない」場合でも値下がりしそうな商品を売却もできる取引です。
外国為替取引は、2つの通貨(商品)を両替(交換)する取引であって、しかも応答日に通貨を受け渡しする直物取引です。外国為替証拠金取引は、SPOT取引(直物)に決済を繰り延べるフォワード取引(直物)を組み合わせ、ドル円でいえば 「ドル買い円売り」 と 「ドル売り円買い」、もしくは「ドル売り円買い」 と 「ドル買い円売り」 により 「差額決済」 で差益を得ようとする外貨取引であり、「先物」 という概念からは根本的に異なった金融商品です。
円が絡んでいない2つの通貨取引でも、外国為替証拠金取引は差損益を円価によって資金決済する直物取引であることから、決済を繰り延べる (ロールオーバー) 際に発生する 「スワップ金利」 は、短期売買するとレーダーにとっては あくまで “付属” と考えることが賢明ですよネ。


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