欧州中央銀行（ECB）は今日1日、創立10周年を迎えるのだそうです! ・・・ ＥＣＢが1998年6月1日に設立（本店・ドイツ・フランクフルト）された当時の日本は? というと、金融ビックバンで外為法が改正・施行され、外貨取引が自由化(4月) された年でもあります。 同年、長期信用銀行と日本債券信用銀行が国有化、大手都市銀行には公的資金投入も導入され、小渕首相は財政出動をしたのですよね。
日経朝刊社説「重み増すユーロと欧州中銀の役割」では、ＥＣＢの設立から今日までの役割が、通貨ユーロの存在感とともに解説されてます。 一読すること、おすすめです! （http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/index20080531AS1K3000931052008.html）
「ユーロを導入した国々が財政赤字を減らし、欧州中銀が物価を安定させたこともあり、通貨価値は格段に高まった――。為替という障壁がなくなったことで域内貿易が拡大し、域内産業の競争も活発化した。ユーロの誕生以来、1600万人の新規雇用が創出されたことも評価できる――。アジア通貨の統合という問題を考えるとき、欧州の壮大な実験に目を凝らすべきだろう」（日経朝刊1日・社説/一部抜粋） ・・・ 通貨の価値は、国力の証でもあるけど、急速に発展するアジアでも “通貨の統合” のメリットを生かして、相互発展を目指す “第3の通貨” を流通させるのもいいかもネ! ・・・ でも、そうなるとＦＸ取引する通貨ペアが、減っちゃいますね!?