今週の見所=決算+議事録+救命ボートの穴の修復!


今日の “日経ヴェリタス” も興味深い記事満載です・・・
(1) 「今週、米金融機関の4~6月期決算が本格化する」
(2) 「政策金利を据え置いた前回のFOMCの議事録(16日公表)から、『米国は利上げに向かうのか? それとも利下げを止めただけか?』 重要なヒントが得られる」
(3) 「事件は会議室で起きているんじゃない」
・・・ 今週は、この3つのポイントを押さえて、プロフィットテイクして、梅雨が明けてるかもしれない3連休を迎えましょう(^_-)☆
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(1) “不意打ちを食らった” ―― 先週金曜日、政府支援機関(GSE)と呼ばれる連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)の株価が前日の半値に急落 ―― それでも、「Too Big To Fail(大きすぎてつぶせない)」と読みがある。
(2) FOMC議事録「主語の形容詞」の “several ・ other ・ some” ―― 前回の文章のなかでは、人数を示唆する形容詞が目まぐるしく変わった。 「someとseveralはどちらが多いのか?」 高校時代の英語の授業を思い出す――。いかにも議論が割れている感じだが、通勤電車で “議事録” が楽に読み通せるようなら、インフレリスクへの見解が収束しつつあることになる。
(3) 「事件は会議室で起きているんじゃない」 青島刑事を思い出す ―― 8日午前、G8首脳は世界経済の討議に2時間を費やした。 市場関係者の期待に反し、そこではサブプライムローン問題は取り上げられなかった。「首脳たちはエコノミストではありませんから」――。
米政府が3月に打ち出した緊急経済対策でも、GSE両社は住宅ローンの受け皿として期待されていた。なのに救命ボートには大穴が開いており、沈没寸前だった――。3月のベアー・スターンズ救済のカギは、ニューヨーク連銀を通じた 「裏口からの公的資金注入」 だった。 今また市場は米政府に 「暗黙の保証」 の履行を迫っているが、GSEが保有・発行するRMBS(住宅ローン担保証券)は5兆ドル、債券の発行残高は2兆ドル規模――。日本のメガバンクも兆円単位で保有するなど海外勢の保有比率も高い――。 丸抱えは重すぎて、米政府が押しつぶされかねない。「事件はホワイトハウスで起こっているんじゃない」、というのか。
[日経ヴェリタス13日/一部抜粋]
「第1回サミット(1975年)はフランスのランブイエで開かれた。その際の主要議題は、第1次石油危機の衝撃に応えるための経済問題――。 それから30年余り、”サミットはサブプライム化した“」 ・・・ 事実を伝える速報は、為替取引してるときの重要なツールですが、事実を検証するちょっと遅れて発表されるコメントには、きわどい一言が含まれるから、私はもっと好きです。



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