米金利低下、足元ドル円下落+株価上昇!


ロシアによるウクライナ4州(ウクライナ東部のドネツク州とルハンシク州、南東部ザポリージャ州、南部ヘルソン州)の一方的併合報道(9/30)で迎えた10月のマーケット ・・・ 市場の関心事は各国中央銀行の政策金利を巡る金利動向に!

・・・ 欧米が利上げペースを緩めることなく高インフレ抑制に対処する一方で、来年4月8日に任期満了の黒田・日銀は金融緩和策を維持の流れに、ドル円は1990年7月以来の高値更新!

たまらずに政府・日銀は、10月も9月22日に続いて24年ぶりの円買い介入を実施をする羽目になっちゃって、「10月末における我が国の外貨準備高は、1,194,568百万ドルとなり、令和4年9月末と比べ、43,488百万ドル減少」(11/8 財務省)と、9月末(▼540億ドル)に次ぎ過去2番目の減少幅に!

・・・ でも、FRBによる年内利上げ減速の観測浮上(10/21)、「FRBが11月のFOMCで、その次の12月会合で利上げ幅を縮小するかを協議」(WSJ/日経)報道のタイミングでの政府・日銀の市場介入でドル円は151.94⇒144円台半ばまでイッキ、急落!

そして足元、11月に入っては、FRBは4会合連続で通常の3倍となる0.75ポイント引き上げ、パウエルFRB議長は早期の利上げ停止を否定したタカ派姿勢に、一転、金利上昇+ドル高+株安(11/2)に傾いたものの・・・

米中間選挙を巡って思惑の「ねじれ議会」の可能性絡みや、米10月CPI(11/10)=前月比△0.4%(市場予想△0.6%)、前年同月比△7.7%(同△7.9%)と4カ月連続で伸び鈍化、FRBの利上げペース減速との見方台頭、さらに中国当局による新型コロナウイルス感染対策の一部緩和発表(11/11)にマーケットは・・・

・USDJPY= 138.47(11/11)8月31日以来の安値
・EURUSD= 1.0364(11/11)8月11日以来の高値
・日経平均株価終値= 28,263.57(11/11)9月13日以来の高値
・TOPIX= 1,977.76(11/11)9月13日以来の高値
・JPX400= 17,877.96(11/11)9月13日以来の高値
・NYダウ終値= 33,747.86(11/11)8月18日以来の高値
       「△1,201.43」(11/10)2020年4月6日(△1,627.46)以来の上げ幅
・Nasdaq= 11,323.33(11/11)9月20日以来の高値
       「△7.35%」(11/10)20年3月24日(△8.12%)以来の上昇率
・S&P500= 3,992.93(11/11)9月12日以来の高値
・DAX= 14,224.86(11/11)6月8日以来の高値
・金COMEX12月物= 1770.6(11/11)8月18日以来の高値
・米10年債利回り= 3.81%(11/10)10月6日以来の低水準

・・・ っていう10月のマーケット、遅ればせながらここでPlayBack!

9月30日 高値/安値 10月31日 △▼%
USDJPY 144.73-78 (10/5)143.55 ~「151.94」(10/21)
1990年7月9日以来の高値
148.70-75 △2.74%
EURJPY 141.87-82 (10/10)141.00 ~「148.38」(10/21)
2014年12月9日以来の高値
146.96-01 △3.59%
GBPJPY 161.59-64 (9/30)159.44 ~「172.12」(10/31)
2016年2月4日以来の高値
170.55-65 △5.54%
EURUSD 0.9801-06 (10/13)0.9632 ~「1.0093」(10/27)
9月13日以来の高値
0.9881-86 △0.82%
GBPUSD 「1.1645」(10/27)9月13日以来の高値
日経平均 25,937.21 (9/30)「25,937.21」~「27,587.46」(10/31)
7月1日以来の安値~9月20日以来の高値
27,587.46 △6.36%
TOPIX 1,835.94 (9/30)「1,835.94」~「1,929.43」(10/31)
6月20日以来の安値~9月20日以来の高値
1,929.43 △5.09%
JPX日経400 16,468.29 (9/30)「16,468.29」~「17,322.84」(10/31)
6月20日以来の安値~9月20日以来の高値
17,322.84 △5.19%
NYダウ 28,725.51 (9/30)「28,725.51」~「32,861.80」(10/28)
2020年11月6日以来の安値~8月25日以来の高値
・月間ベース「△13.95%」と1976年1月以来の上昇率
・週間ベース(10/28)
2021年10-11月(5週連続)以来の4週連続上昇
32,732.95 △13.95%
Nasdaq 10,575.62 (10/14)「10,321.39」~「11,199.12」(10/25)
2020年7月2日以来の安値~9月21日以来の高値
10,988.15 △3.90%
S&P500 3,585.62 (10/12)「3,577.03」~「3,901.06」(10/28)
2020年11月20日以来の安値~9月15日以来の高値
3,871.98 △7.99%
FTSE100 6,893.81 (10/12)「6,826.15」~「7,094.53」(10/31)
2021年4月6日以来の安値~9月22日以来の高値
7,094.53 △2.91%
DAX 12,114.36 (9/30)12,114.36 ~「13,253.74」(10/31)
9月12日以来の高値
13,253.74 △9.41%
ハンセン指数 17,222.83 (10/31)「14,687.02」~「18,087.97」(10/5)
2009年4月28日以来の安値~9月22日以来の高値
・「▼6.36%」(10/24)
2008年11月6日(▼7.08%)以来の下落率
14,687.02 ▼14.72%
上海総合指数 3,024.39 (10/31)「2,893.48」~「3,084.94」(10/17)
4月26日以来の安値~9月27日以来の高値
2,893.48 ▼4.33%
原油 79.49 (9/30)79.14 ~「93.64」(10/10)
8月30日以来の高値
86.53 △8.86%
GOLD 1672.0 (10/21)「1,618.1」~「1,738.7」(10/4)
2020年4月2日以来の安値~8月29日以来の高値
1640.7 ▼1.87%
中央銀行 ・「政府・日銀 10月(9月29日~10月27日)の市場介入
過去最大を更新 6兆3499億円に」(NHK 10/31)
・ECB理事会、政策金利を0.75%引き上げ決定(10/27)
利上げペースは鈍化するとの見方浮上
・BOC、3.25%から3.75%に△0.5%利上げ(10/26)
前回の△0.75%から上げ幅縮小
・RBA、政策金利を0.25%引き上げ(10/4)
(前回まで△0.5%)
数字 ・ユーロ圏10月消費者物価指数(HICP)・速報値(10/31)
=前年同月比△10.7%と1997年の統計開始以来最高
・東証プライム売買代金=5兆7689億円(10/28)
誕生した4月以降で最高
・米10年債利回り=4.335%(10/21)
2007年11月以来の高水準
・米9月CPI・コア指数=前年同月比△6.6%(10/13)
(市場予想△6.5%)と40年ぶりの高い伸び
・ユーロ圏8月PPI=前年同月比△43.3%(10/4)
過去最高、ユーロ買い誘発
政局 ・英スナク元財務相が新首相に就任(10/25)
財政運営の安定を期待したポンド買い誘発
・習近平総書記の1強体制・新執行部発足
政治・経済の先行き不透明感が台頭で
海外勢の中国株売越額過去最大(10/23)
・英トラス首相、大規模減税策ほぼ全てを撤回(10/17)
⇒辞任を表明(10/20)

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