「サムライ債」が円高⇒円安の要因?


米国上院で26日 「住宅金融支援法案」 が可決 ・・・ でも、金融市場はシビア! ・・・ 資金調達にプレミアを払わされる欧米の金融機関は、「低いコストで資金調達ができるとして、日本で円建ての債券 “サムライ債” を発行する動きを活発化――。 先月にはRBSが1410億円を、UBSは915億円、今月に入ってシティグループが1800億円超を発行――。 経営が悪化した欧米金融機関を、日本の投資家の資金が支えているという構図も浮き彫りに――」(NHK)
その 「サムライ債」 による欧米金融機関の資金調達が “円安” を演出? ・・・ 「昨年、金融不安が円キャリー取引の巻き戻しを誘い円高になる方程式が、今度は “金融不安⇒円安” という新たな解を導き出そうとしている」(日経ヴェリタス) ・・・ GSEのデフォルトは避けられても、為替相場はより複雑化した動きを余儀なくされそうですネ。

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[27日朝のBlog] ―― 市場テーマは「インフレ⇒景気後退」 ――
日経ヴェリタスに、市場の関心ごと(テーマ)の変化と利下げ観測の台頭について、興味深い記事が掲載されてました。 一部抜粋すると・・・
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「外国為替市場で高金利通貨の下振れ観測が浮上してきた。高騰を続けてきた商品市況が調整の兆しを見せていることで、市場の関心が 「インフレ」 から 「景気後退」 に移り始めたからだ――。
市場に景気後退による高金利通貨の下落リスクを意識させたのが、24日のニュージーランドの利下げだった――。2~3円急落してもおかしくなかったNZD/JPYの大幅下落にブレーキをかけたのは、日本の個人投資家の意図せぬNZD買いだった。 80円台にはNZD買い注文がずらり。早朝の利下げに対応できず、NZDの直近の下値に置いておいた注文が一気に成立――。
常に新たな材料を探す市場の心理は 「インフレ ⇒ 利上げ」 から 「景気後退 ⇒ 利下げ」 に傾きがちになる。「NZショック」 はインフレ圧力が残る他の高金利通貨にも波及。 BOEが23日に公表した7月の金融政策委員会の議事要旨はインフレ警戒姿勢が色濃かったが、翌24日発表の6月の小売売上高が予想を下回ると、GBPは対円で一時、2円も急落した。
AUDも同様、「住宅や消費など内需の減速が鮮明」 で次の一手は利下げを予想――。今月3日に利上げしたECBでさえ、24日に独景況感指数の大幅悪化が伝わると、利下げの思惑が台頭――。高金利通貨がオーバーシュートの領域に近づいたと感じ始めたことの表れかも――」
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今年後半の各国の政策金利の “上げ・下げ” を予想しながら、ポジションを仕込んでいくのも面白いかもネ?
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[26日のBlog] ―― 2米銀破綻+ゼロが11個並ぶドル ――



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