円は「ドル vs ユーロ」の勝者とシーソゲーム


知らぬ間にプラチナが金の価格を下回っていたり、NY原油はほんの5カ月足らずで最高値から1/4に急落してたりと、いつでも・何でも下りの坂道は急勾配ですネ。 そのすべてに共通していえるのが “信用” ・・・ 信用を得るまでには “時間” がかかるものの、食の安全でよ~く分かるように、信用を失ってしまえば老舗といえども容赦なく奈落の底に落ちてしまう怖さ!
一度失ったドルの威厳や潰れるかもしれない米車の信認回復には時間がかかることは分かり切ったこと。 支援なんていう見えすぎた手心を加えて、一時的には良くなったように見えても、たぶん一度失った世界市場からの信用復活はたやすいものではないでしょう。
それにしても、昨夕、一時的とはいえEURUSD=1.4720までに戻したユーロの復活劇は驚かされます。 このアクションは、あくまでも金利差が生んだハプニング的な出来事にも思えます。 対円でもユーロは買われましたが、やはりドル同様に売り戻されることも念頭にした取引する方が良さそうです。なぜなら、今の相場は 「ドルvsユーロ」 のせめぎ合いであって、円は強い方とのシーソゲームになってるように思えるから(>_<)
2008年EURUSD週足チャート
(*) 上記はEURUSDの週足チャート
◇.。・+゜゜+・。 Tokyo/London Financial Market Summary 。・+゜゜+・。.
        (07:00)  ⇒   (17:00)  ⇒   (21:00)
USDJPY = 89.40-45 ⇒  88.92-94 ⇒  89.25-30
EURJPY = 127.35-40 ⇒ 126.89-93 ⇒ 124.55-60
GBPJPY = 134.25-30 ⇒ 134.25-30 ⇒ 133.40-45
EURUSD = 1.4240-45 ⇒ 1.4270-72 ⇒ 1.3955-60
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
[19日夕のBlog] ―― ビック3へ空手形と市場介入のシナリオ ――
日銀は今日、無担保コール翌日物金利の誘導目標を20bp引き下げ年0.1%、補完貸付制度は0.3%に、CPの買い取りや国債購入の増額も決定。
・・・ 金融政策決定会合を延長してまで決定した内容でも、いつもながら材料出尽くしでマーケットの思う壺 ・・・ 昨日昼にBlogした 「発表後は一時的には円売りも、円買いが加速しちゃいそうな予感(?)」 というシナリオ通りになっちゃって、円を買い戻す絶好の場が与えられ、FXトレーダーには楽な相場展開だったのでは!?
そもそも、金融危機で企業にとって資金繰りが容易でないなか、政策金利を引き下げたって実体経済に寄与するパーセンテージって?  日銀は先行したFRBのゼロ金利のプレッシャーに負けちゃったのでは┌(。>_<)┘
ただ、外国為替市場が更なるプレッシャーを政府・日銀にかけることで、ご無沙汰してる 「”市場介入” はまだかまだか」 と待ちこがれる想いをいっそう強めるんじゃあないでしょうか!? ・・・ って仮定すると、クリスマス休暇をきっかけに、薄商いの中で “ドッカ~ン” と仕掛ける筋が現れる予感(?) 
さらに、ホワイトハウスは “事前調整型の破産法適用申請” を視野に入れるんじゃあないかと噂される中で、もしビック3へのクリスマスプレゼントが破綻への小切手だったら、より “介入の実施” 確率がますます高まりますよ(?) ・・・ イケますよネ、このシナリオ(^_-)☆


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