確率30%でも、ドルは買えるか?!


確率をテーマに、面白い視点でマーケットを見たコラムが昨日の “日経ヴェリタス” に掲載されてました。 一部抜粋すると ・・・ 「2009年中に米国経済が恐慌(*1)に陥る可能性は30%」 ・・・ これって 「米国の賭けサイト “intrade” のオッズが示す確率」 だそうですが、「昨年11月初めに6%、クリスマスには30%の大台に乗せた」 んだそうです。
年末の競馬 “有馬記念” の優勝馬・ダイワスカーレットの単勝は260円でしたが、皆さんはこの勝馬投票券を買いましたか? ・・・ 私はどちらかというと穴党ですので、低配当の馬券は買いませんが ・・・ 「“割がいい” とは思えない “30%” の参加者が、最近急増している」 そうです。 その点、”50%”(*2) のFX取引は割がいい┐(´.`)┌?
「金融のリスク管理の世界に “テール(*3)・リスク” という言葉がある」 そうです。 「確率は低いが、現実になれば大損するリスクを指す。 恐慌シナリオは典型的なテール・リスク」 なんだそうです。
「ギャンブラーたちの読みを参考に、米国の恐慌入りリスクが30%とすると、裏返しで恐慌回避の確率は70%となる ―― ある投資家が、”恐慌なら米国株は半値以下になりそうだが、恐慌が回避できれば20%上昇する” と予想したとしよう。 この投資家は株を買うべきか? ”答えはノー” ―― 7割がたは勝てるとしても、大損のリスクを勘案すれば投資の期待値はマイナスだからだ」 ・・・ FX取引をギャンブラーの読みや確率と比べたくはありませんが、それでもBUY・SELLを判断する瞬間はどこか似ていますネ(?)
(*1) ここでの恐慌の定義は 「実質国内総生産(GDP)が1年で10%減少する」。
(*2) スプレッドや手数料などがあるため、50%ちょうどではありません。
(*3) “すそ” や “しっぽ” に見立てた表現。

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[05日夕のBlog] ―― 「BOEは金利据え置き」 という噂で、ユーロ急落 ――
09年の東京マーケットが幕開け ・・・ 大発会の株式市場で日経平均株価は、昨年末比で183.56円↑2.07%の9,043円12銭、5日続伸し2カ月ぶりに9000円回復(^o^)/
そして外国為替相場は、株式市場が半日取引ということもあって、超~閑散 ・・・ 15:00ころまでは 「今日一日どうなっちゃうんだろう?」 と心配しちゃったほどのレンジ幅 ・・・ それにしても、外国為替証拠金取引という金融商品は日本が休みでも開いていて良かったですネ(^_-)☆  ドル円は、30日17時と今朝9時と比べて1円82銭の円安になっていたんですから(*’-^)!
ところで、17:00過ぎからのユーロドルの急落(ドル買い戻し)の動きには驚きました。 その裏にはEURGBPで、「BOEは金利据え置き」 という噂(?) もあって、”ユーロ売り/ポンド買い” が進行 ・・・ ストップロスを巻き込むと、回転が効いて早いですネ!
ただこの先、パレスチナ情勢はお先真っ暗という報道を聞くと、ドル売り・株安がNY市場で進行(侵攻)しちゃうんじゃあないかと、目先のドル相場には注意が必要ですネ。


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