取引所だけが儲かるシステム創り? に「喝」


FX業者が 「どうして顧客の獲得に励むか!」、その理由はお分かりですか? ・・・ それは、「いかに内部でのマッチングを増やすか!」 で説明ができます。 顧客数・証拠金額が多ければ多いほど、それに比例して取引量は伸びます。 すると、BUYとSELLのサヤ抜きが容易になり、しかもヘッジ取引のリスクも全く無くなり、さらにスワップ金利の差額分もそのまま収益に! ・・・
究極のシステムが、取引所取引といえます。 すべてのFX取引が取引所に集約されれば、取引所だけが丸儲け! ・・・ どうしてかといえば、FX取引量が膨大になれば、マーケットメイカーはプライスを取引所にフィードするだけの存在になり、実際の売買は取引所内部のマッチングで完結してしまいます。 したがって、一極集中の当局からのお墨付きを与えられたこの究極なシステム創りでは、マーケットメイカーにはウマミは乏しく、投資家はバライティーに富んだ店頭取引業者のサービス提供が受けられず、通貨ペアなどの選択肢も減ったり、と決して快適でフェアな投資家保護につながっていくとは思えません。
連日Blogした “100%信託” が、もしも国内FX取引の取引所への集約を念頭に置いたものであるならば、上記のような障害が生じることも予想されます。 規制の枠を変に組み立てようとすれば、それこそ将来、昨年後半に起こった為替相場のクラッシュで取引減少・取引稼働率の低下なんてことが起これば、安易な取引手数料の引き上げなどが、疑い無く目に浮かんできます。 金融庁も “Leveraged Forex Trading” を学習しているとはいえ、投資家のメリットにならない、これから行われようとする “特定の規制” が盛り込まれる法改正には反対です。

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[10日午後のBlog]
やっぱりあった信託保全のカラクリ 02/10/2009UP
… 投資家保護は図られても、FX業者や親会社が100%リスクを負うスキーム?
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["100%信託" を題材にした主なBlog] ――
みなさんに、残念なお知らせです。 02/09/2009UP
… 金融庁はマジ、”L/G”(letter of guarantee) をFX業者に認めない雰囲気のようです!?
個人も知っておきたいFXへの規制のワナ? 02/08/2009UP
… 税制のダブルスタンダードはもともと投資家に不利な基準――。
記事―信託保全義務付・金融庁方針! 01/23/2009UP
… “FX: 業者規制を強化 信託保全義務付け…金融庁方針” という見出し。
信託義務づけ―金融庁方針(日経) 11/04/2008UP
… 店頭取引の存続の危機? なんか、公設市場への誘導策にも思えるのですが?
再申請 06/01/2007UP
… 顧客の資金を預かるという意味では「銀行業務に近い」ことから――。


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