オーバーヘッジ? 巻き戻しの軍配次第で「ザ・波乱」


弥生(やよい)3月といえば、日本では年度末。 そこから連想されるのは、決算に向けたリパトリエーション(利益の本国送金)の活発化 ・・・ でも、今年はちょっと面白い現象が起こるかもしれないのだそうです。
誰もが知るところですが、「輸出企業は、海外で稼いだドルを、円に戻す際の円高・ドル安リスクをヘッジするため、”円買い/ドル売り” の為替予約を行う。 ところが外需低迷で輸出数量が当初計画を大幅に下回り、ヘッジ率が計画以上に上昇。 結果的に売りすぎてしまったドルを買わなければならず、短期的な円安・ドル高に」(NikkeiNet/一部抜粋) と “オーバーヘッジ(ヘッジし過ぎ) で、例年とは一味違った円相場の展開(?)
同様なことが輸入企業にもいえ、「輸出が円売り、輸入が買いの逆転現象?」・・・ こうなると、どっちの “巻き戻し” が強烈か? さらに、「5年・10年といった長期為替予約してた企業からの解消リスクのレベルとあって、円の上昇を意識させる」 ことも加わった挙句、そこへ米政府の “ビック3救済” の思惑も参入と、そんなかんだで3月の円相場は “ザ・波乱”!?

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[02日夕のBlog] 
―― ビッグ3救済で米政府は円安に圧力? ――
東京株式市場で、日経平均株価は午後に一時330円超下落と全面安。 先週金曜日のNYダウ終値が97年5月以来の安値だったことから、その流れを引き継いじゃっても “仕方ないか” とアキラメ半分。 そして、「HSBCは08年12月期決算で純利益が前期比70%減 ―― 125億英ポンドの株主割当増資実施も発表」(NikkeiNet) ・・・ 欧米の金融機関は全滅か? 金融システム回復への道のりは、メチャ長そう(?)
ところで日経朝刊に、「米国で急速に進む円安への警戒感が浮上」 という記事が掲載されてましたね。 例によって、米自動車産業界・地元出身議員からの発信で、「円安によって日本車の価格競争力が増すと、巨額の赤字を出し続けるビッグ3から “日本車たたき” が再燃しかねない」 ということらしいのですが、輸出依存度が高い “日本株式会社” としては、ヨダレが出そうな100円台を目の前にして、何とも悩ましいドル円をめぐる抗戦勃発ですかネ┐(´.`)┌?


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