2010年6月までは続く低金利?


今朝発表された3月貿易統計(財務省)で、貿易収支は07年度の10兆円の黒字から、08年度は7253億円の赤字に転落してしまって(*)、”双子の赤字国” の仲間入りを果たしたかに思える日本 ・・・ でも大丈夫かも? 先週末のBlog(「日本も双子の赤字へ」不気味な数字 – 19日UP)で紹介したことを思い出してみて!
・・・ 面白いことに、「08年度の貿易収支は、赤字と黒字の “2つの記録” が残る可能性も ―― 5月13日発表の “国際収支統計” をベースにした貿易収支では、黒字を維持しそう」。 どうしてかというと、「輸入額の集計方法が、貿易統計(通関統計)と国際収支統計で異なるからで、貿易統計の輸入額は輸入にかかる運賃・保険料込みのCIFベース、国際収支統計は運賃・保険料抜きのFOBベースで計算する。
―― 08年度前半に、原油価格高騰の影響で輸送運賃も上昇したため、運賃込みで輸入額を計算する貿易統計のほうが輸入額が大きくなり、貿易収支の悪化要因が大きく出る」・・・ というわけ。
ともかく3月の通関ベース貿易収支は100億円の黒字(市場予想200億円の赤字)・・・ 予想外の数字に、円の買い戻し優勢。  日米ともに経済指標に改善の兆しが見られ始めたことで、経済危機からの回復に期待が持てそう(^_-)☆ ポジティブマインドでマーケットに接したいですネ。
ただ、ちょっと気になるのは、政策金利年0.25%(0.25%↓)に決定した昨夜のBOC声明で、「CPIも政策目標の2%に回復するのは2011年前半から同後半に後ズレ、低金利政策も2010年6月まで維持」 との見通し(>_<)。 これもプラスに捉えれば、短期で攻めるFXトレーダーにとっては、リスク許容度の強弱が交錯するウマミあるマーケットが、まだまだ続くことに…(^_^)v
◇.。・+゜゜+・。 Tokyo Financial Market Summary 。・+゜゜+・。.
    (21日17:00)  ⇒ (06:00)  ⇒ (11:00)
USDJPY =  98.01-02 ⇒  98.70-75 ⇒  98.25-30
EURJPY = 126.82-86 ⇒ 127.75-80 ⇒ 127.05-10
GBPJPY = 142.55-60 ⇒ 144.80-85 ⇒ 143.95-00
EURUSD = 1.2939-40 ⇒ 1.2940-45 ⇒ 1.2925-30
◇ 日経平均株価(11:00): 1.70↓0.02%の8,709.63円。 TOPIX: 1.72↓0.21%の829.00。


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