再建の夜明けも、資産査定は再延期?


クライスラーが米連邦破産法11条の適用を申請した当日、マーケットはすでに織り込んでたようで、むしろ景気の現状について「悪化している」と現在進行形で示した日銀金融政策決定会合、そして米国債市場で金利高止まりに円売り/ドル買いがもてはやされる始末。
ともかく、昨年、政府支援機関(GSE)と呼ばれるファニーメイとフレディマックの救済で使われた “Too Big To Fail(大きすぎて潰せない)” という言葉は、クライスラーに当てはめると “Too big to bail out(大きすぎて救済できない)” の方だったかもしれないけど、米政府はギヤチェンジして目一杯の追加融資でクライスラーの再建を全面支援するそうですから、将来的には日本の自動車メーカーを上回る優良企業に化ける可能性も??
ただ目先、まだまだBig3をめぐって、クライスラー問題が与える実体経済への影響は? GMの行方は? ・・・ さらに、米大手19銀行の資産査定(ストレステスト)結果公表(4日)の再延期(?)報道もあって、マーケットは不確定要素に振り回される日々継続となるんでしょうネ。
さて、東京は五月晴れのポカポカ陽気。 今日のアジア市場はメーデーで休場 ・・・ 東京市場ひとりでビックニュース明けのNY市場を引き継いじゃってますが、3月完全失業率(総務省)は4.8%と前月比で0.4ポイント上昇、CPI(生鮮食品を除く)は1年半ぶりにマイナス(前年同月比0.1%下落)に転じたにもかかわらず、一時、日経平均株価はプラス100円超で推移、ドル円は99円台に ・・・ いまいち合点がいかない相場展開に、やっぱこういう日は外に出てリフレッシュするのが一番かもネ。
◆.。・+゜゜+・。 Tokyo Financial Market Summary 。・+゜゜+・。.
    (30日17:00)  ⇒ (06:00)  ⇒ (11:00)
USDJPY =  97.66-68 ⇒  98.60-65 ⇒  98.80-85
EURJPY = 130.62-66 ⇒ 130.50-55 ⇒ 130.95-00
GBPJPY = 145.80-85 ⇒ 145.85-90 ⇒ 145.95-00
EURUSD = 1.3375-77 ⇒ 1.3225-30 ⇒ 1.3250-55
◆ 日経平均株価(11:00): 23.58↑0.27%の8,851.84円。 TOPIX: 1.65↑0.20%の839.44。
◇ ダウ工業株30種平均終値: 17.61↓0.22%(8,168.12)。 ナスダック: 5.36↑0.31%(1,717.30)。 S&P500: 0.83↓0.10%(872.81)。 FTSE百種総合株価: 54.12↑1.29%(4,243.71)。
◇ NYMEX原油先物相場WTI期近6月物終値: 51.12ドル/1バレルと続伸。 金COMEX6月物終値: 891.2ドル/トロイオンスと反落。


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