金融システム安定化の再編への道


NY: 4月雇用統計(労働省)で、失業率は8.9%(前月比↑0.4)と25年7カ月ぶりの水準に悪化。 非農業部門雇用者数も前月比減少幅は53万9000人(市場予想61万人減)。
金融機関19社の資産査定(ストレステスト)の結果が予想内だったことから、金融株を中心にNYダウは上昇。 ただ、ストレステストの “内容リーク”(報道合戦) で、株価は先行して上げ相場を演じてきた分、これからの財務リストラによる金融機関の再編が進む過程では、株価の乱高下もみられ、為替相場もあっぷあっぷ(?) それでも、日本の失われた10年の反省を生かして、甘い査定といわれてもストレステストで数値がオープンになり、マーケットには “ネガティブな憶測” が消え始めたことで、金融システム安定化のための目鼻を付けたスタート地点に立ったのかもネ。
◇ NYK close: USDJPY=98.45-50円(98.32~99.60)。 EURJPY=134.30-35円。 GBPJPY=149.95-00円。 EURUSD=1.3635-40ドル(1.3414~1.3652)。
◇ ダウ工業株30種平均終値: 164.80↑1.96%(8,574.65)。 ナスダック: 22.76↑1.33%(1,739.00)。 S&P500: 21.84↑2.41%(929.23)。 FTSE百種総合株価: 63.41↑1.44%(4,462.09)。
◇ NYMEX原油先物相場WTI期近6月物終値: 58.63ドル/1バレルと続伸。 金COMEX6月物終値: 914.90ドル/トロイオンスと反落。

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[08日のBlog] ―― ストレステストを邦銀に当てはめると… ――
米大手金融機関19社の資産査定(ストレステスト)の結果をうけ、「マーケットは金融システムを巡る不透明感が薄れたと受け止めた」(NikkeiNet) ようですが、もしもこのストレステストの基準を物差しに、国内のメガバンクを当てはめると・・・
ストレステストでは、「有形普通株式株主資本(TCE)だけで4%以上を求めたもようで、その基準で算出すると、三菱UFJで4.9%、みずほFGは1.7%、三井住友FGは2.8% ・・・ みずほFGは1兆円以上、三井住友FGは6000億円強の増資が必要」 なんだそうです! ・・・ 邦銀には 「”資本の質” が問われる」 局面が、また米銀は「”二極化” が進む可能性」 をアナリストが指摘してました。 まだまだこのストーリーは続きそうですネ。


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