財務次官の “口先介入”(「過度の変動は好ましくない」) で始まり、与謝野財務相の「介入するというのは現時点で考えの外」発言で終わった一週間 ・・・ 円高を牽制したかと思えば、容認か? と外為市場を挑発するような要人の言動に、目まぐるしい大相場を演じた外為市場も週末を迎え、振るい落とされなかったFX投資家には「良かったですね」と花マルを、そしてマージンカット（自動ロスカット）をくらってしまった投資家には「レバレッジ論議で、当局側につかないくださいネ」とお願いをしたいとこ。
さて、金融政策決定会合を終えて記者会見に臨んだ白川日銀総裁は、「（景気の現状について） フリーフォールという状態は終息しつつある。 4-6月期のGDPは1-3月期に比べて大幅に改善する」 と発言。 さらに、資金供給の担保に米英独仏の国債を追加したことに「クロスボーダー担保の適格化は、金融調節の一層の円滑化を通じ、金融システムの安定化を図る観点から臨時の措置として導入」（NikkeiNet）と、S＆Pによる英国債の格付け見通しの引き下げで、”米国債の格下げもあるのでは?” という市場に蔓延し始めたネガティブな憶測を緩和するような措置・決定も披露。
さあ、来週は佳境に入ったGMの行く末の憶測で始まり、再建計画の提出期限を6月1日に控えたGMの歴史を振り返る一週間になるんでしょうネ（?）
◇.。・+゜゜+・。 Tokyo Financial Market Summary 。・+゜゜+・。.
　　　　　　　(09:00)　⇒　 (17:00)
USDJPY =　93.91-93　⇒　 94.24-27 (93.86~94.33)
EURJPY = 130.92-96　⇒　131.30-34
GBPJPY = 149.20-25　⇒　148.55-60
EURUSD = 1.3940-43　⇒　1.3930-33 (1.3898~1.3978)
◇ 日経平均株価終値: 38.34円↓0.41％の9,225円81銭。 TOPIX: 5.56↓0.63％の875.88。