ズバリ、日銀決定会合の見どころは…


日銀金融政策決定会合があす・あさって開催されますが、政策金利はマーケットに憶測の隙を与えず据え置きでしょうが ・・・ そこで見どころとなるのが、「昨年9月のリーマン・ショック以降、ドル資金供給や社債、コマーシャルペーパー(CP)の買い取り、CPなどを担保にした金融機関への低利での資金供給(企業金融支援特別オペ)といった “異例の措置” は小休止(?)」 ・・・ 今日の日経ヴェリタスに、”日銀の苦悩” を解説する記事が・・・
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前回(5月21-22日)の決定会合では、景気の現状判断を 「悪化を続けているが、内外の在庫調整の進ちょくを背景に、輸出や生産は下げ止まりつつある」 とした。 今回は輸出や生産の持ち直しの動きを反映し、判断をさらに前進させるとみられる。
「最悪期を脱したか? 白川方明総裁の言うところの “偽りの夜明け” にすぎないのか?」―― マーケットに現状判断だけをもって、”日銀は景気に楽観的” と受け取られれば、市場の “熱狂” をあおりかねない。
日銀が景気判断を改善させれば、「”異例の措置” の期限は延長されずに9月末で打ち切り(?)」 と考える市場参加者が増えそう ―― 打ち切りで金融機関が資金繰りに不安を持つようになれば、ようやく落ち着いた市場の波乱要因にもなる。
日銀は、”出口” に敏感になり始めた市場参加者の意識を刺激しすぎないように、「楽観をあおらず、危機をたきつけず」 細心の注意を払い始めている――。
(日経ヴェリタス/一部抜粋)
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日経平均株価が1万円台を回復した中の決定会合で、政策委員の心中も察しますが、この記事の起承転結で、「梅雨の晴れ間。不安げに空を見上げる人々に、どんな声をかけるべきだろう。『傘を忘れずに』か。 それとも『晴れ間を楽しんで』か」 と、気象庁の梅雨宣言も傘いらずの東京のお天気を表現した “起” で読者を引き込み、「政策委員の苦悩の結晶が、梅雨入り間もない今週16日に明らかになる」 と “結” するプロのセンスに、憧れちゃいますo(^-^)o


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