マネーの流出、10月までは大丈夫!?


7日の1ドル=97.79円 ⇒ 21日には93.42円まで上昇 ・・・ そんな今月の為替相場の背景を、日経ヴェリタスが解説してました。
「中国を含む世界各国の金融緩和で、市場にあふれ出したマネーが、年初以降、中国の株式や不動産に集まり、価格を押し上げた」 ・・・ それがここにきて、中国当局による 『金融機関の自己資本基準引き上げ』 や 『金融引き締め』 への警戒感から、「足の早い投機資金が一斉に株式市場などから流れ出し(*)、低金利の円などを売り・新興国の通貨を買ってた為替市場の参加者は、”新興国通貨売り ⇒ 円買い” へと姿勢を転換させている」 ・・・ さらに、「足元では、円のほうが安全な通貨とみなされ、”ドル売り ⇒ 円買い” が優勢」
それでも、「10月開催の全国人民代表大会で方針転換がなされない限り、今後も中国当局が財政支出と金融緩和で成長を維持する公算が大きい」 との見方があるようです。
また、「中国経済は緩やかに回復基調を続け、今回の株価調整は、中国景気の再失速を見越したものではない」 との分析には、直近の上海株が演出する為替相場になってただけに、正直 “ホッ” としてるとこ ・・・ さあ、そうであるならば、今週の上海株が演出する為替相場は? ささやかれる中国の資産バブルは弾けることなく、経済成長・上海株が堅調に推移するといいのですが…!?
(*) 年初から90%近く上昇してた上海総合指数は、8月上旬から先週までのわずか2週間で20%急落。

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[23日あさのBlog] ―― スポット取引で4位に転落(>_<) ――
「4月の外為取引額(現物=スポット)がシンガポールを下回り、世界4位に転落」(日経朝刊/東京外国為替市場委員会) ・・・ ちょっとした衝撃です。 記事によると、FXスポット取引の「1日平均取引高は、前年同月比33.3%減の702億ドルに落ち込み、ライバルであるシンガポール(同6.2%減の881億ドル)を2006年の調査開始以来初めて下回った」 そうです。
その理由として、(1)輸出入に伴う売買が減少 (2)外資系ヘッジファンドや外国為替証拠金取引業者との取引拠点をシンガポールに移す金融機関が多いことも影響 ・・・ ってことらしいですが、邦銀もどんどん外国為替証拠金取引業者のヘッジ先になって、アジア・トップの座を早く取り戻してほしいですネ! ちなみに、1位はロンドン、2位はニューヨーク市場。


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