09年度下期入りして、リパトリエーション（資金の本国送金）に伴う円転もひと段落か（?）と思わせるような円相場。 日銀短観も経済指標も、総じて反応薄なマーケット ・・・ 新しい期に入ったことで、新規マネーの動向が注目されたものの、株価は7～9月期企業決算の発表待ち（?）、為替相場もパッとせず、あすの米雇用統計に一転集中の様相?!
8月個人所得は前月比＋0.2％・支出は＋1.3％@21:30（市場予想・所得＋0.1％、支出＋1.1％） / 8月PCEコア・デフレータは前年比＋1.3％（同＋1.3％） / 新規失業保険申請件数は55.1万人（同53.5万人）・・・ わずかにドル買い先行も、すぐに売り反転と方向感ない相場は、しいていうなら無関心（?）
ちょっとまえに発表された 9月チャレンジャー人員削減数@20:30 は、前年比マイナス30.2％（同＋9.6％） でも、無反応だった為替相場ですが ・・・ NYダウは下落中で、このあとの注目イベント @23:00 9月ISM製造業景況指数（市場予想54.0） / 8月中古住宅販売保留（同前月比＋1.0％） / 8月建設支出（同前月比－0.3％）、そしてバーナンキFRB議長の議会証言（下院金融サービス委） は、新材料となるか!?
◇.。・+゜゜+・。 Tokyo/NYK Forex Market 。・+゜゜+・。.◇
　　　　　(30日17:00)　 ⇒　 (09:00)　 ⇒　 (17:00)　 ⇒　 (21:40)
USDJPY =　89.74-77　⇒　 89.90-92　⇒　 89.97-99　⇒　 89.85-90
EURJPY = 131.08-12　⇒　131.74-78　⇒　131.28-32　⇒　130.75-80
GBPJPY = 144.25-30　⇒　143.80-85　⇒　143.75-80　⇒　143.50-55
EURUSD = 1.4604-07　⇒　1.4654-56　⇒　1.4591-93　⇒　1.4545-50

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[01日夕のBlog]　―― 目を引くユーロ売りと保護主義の憂き目! ――
日経平均株価は続落、2カ月ぶりに1万円割れ ・・・ ここに来ての株価下落基調の背景には、円の高止まりによる業績や景気先行きの不透明感のほかにも、キングBOE総裁の「ポンド安容認」発言に代表される各国の保護主義的な動きにあって、「外需依存体質の日本企業の影響は大きい」（NikkeiNet）という見方
一方、日銀短観で注目された “大企業・製造業の想定為替レート” は、09年度下半期がUSDJPY=94.08円（6月の短観＝94.93円）、09年度通期では94.50円（同＝94.85円） と、かなり実勢レートから乖離した想定に、”甘い!” という印象 ・・・ これで “減収減益” な～んてことにもなれば、これはもう自滅といえるかも。 憂き目にあうのは株主で、「なんてこった!」
さて、今週末のG7財務相・中央銀行総裁会議を前に、ユーロ圏財務相会合で「足元のユーロ高」について議論と報道され、まさに “保護主義的” なしたたかな欧州の為替戦略の発信に、ユーロは対ドルで売られたのが目を引いた午後の相場! ・・・ その点、藤井さんは（ちょっとブレ始めてますが）ご立派!?