ミセス・ワタナベ復活が波乱の片棒を…?


きょうの日経ヴェリタスのトップページに、『「魔の10月」避けられるか』 とちょっと不気味なタイトルが掲載されていて、その内容とは・・・
◆ “10月相場” というと、1987年10月19日ブラックマンデーを思い出す ―― ダウ平均が前週末比508ドル安(22.6%安)の1,738ドルと急落。 翌20日の東京市場でも日経平均株価が3,836円(14.9%)安の2万1910円と過去最大の下げを記録した。 日本の方が下落率が小さかったのは、値幅制限のおかげだった。
◆ “荒れやすい” ことは統計が示している。 日経平均の振れ幅(前日比騰落率の絶対値)が5%を超えた日が過去25年間に18日間もあり、月別で群を抜いている ―― 前日比騰落率(絶対値)の25年間の平均値も1.27%と最も大きい。 今年も日経平均は月初の2日間で4%近く下落した――。
・・・ データからみる10月の株式相場は、”魔” のイメージが付きまとうかもしれないけど、さて為替相場は?

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「ドル市場が干上がったかのような異常事態も一変、実質ゼロ金利のドル資金が今、世界中にあふれている」 ・・・ 日経ヴェリタスの 『乱気流に備える』 では、そんなじゃぶじゃぶのドルとこれからの “波乱要因” について、興味深い表現で解説してました。 一部抜粋すると・・・
◆ ドル余りとリスク志向の2つが重なった産物が “ドルキャリー取引”(*) 。 そのゆくえは外為市場の “機軸材料” といえる ―― いずれ反対売買を迫られるという意味で、世界にリスクを輸出している面もある。
◆ “ミセス・ワタナベの復活” が再び脚光を浴び、市場に波乱を巻き起こしている ―― 円が1ドル=80円台に急騰した9月末。 その裏にはFX取引の存在があった。 ポンドの急落で損切りを迫られた個人投資家から、大量の 「ポンド売り/円買い」 が出た。 これが対ドルでの円買いを招いたという図式だ ―― ドルの損切りを迫られ 「円買いが円買いを呼ぶ」 可能性も――。
・・・ 今週は、「オーストラリアはいち早く出口にたどり着けそうなトップランナー」 といわれるRBA(6日)や、BOEとECB(8日)の政策決定会合が開催され、ここでいわゆる “出口戦略” や「円高容認」の思惑と重なりあう当局者の発言が飛び出せば、円相場に波乱もありそう┐(´.`)┌?


(*) 低利でドルを借りて、資源国通貨や国際商品市場に投資する動きが活発。ドル売り要因として働く。


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