「ドル基軸、米国益に沿わず」 というタイトルで、朝日が日経になったかと勘違いしそうな、シンクタンク・ピーターソン国際経済研究所（Peterson Institute for International Economics: http://www.iie.com/）のフレッド・バーグステン所長のインタビュー記事が、asahi.comに掲載されてました。
詳細はオリジナル(*)をお読みいただくとして、「今後、20年ほどかけて 『米ドルと欧州の単一通貨ユーロの2極体制に移行する』」 という見方や、アジア版の『プラザ合意』の必要性を説く、面白いものでした。
ただ、最近いわれ始めた “G2（米中）やG4（米欧日中）” の形成について、「日本を含めるか否かは、（人口減や過去20年の経済成長の弱さを理由に）『理想は米中と欧州の “G3″』」 と言い切ってしまわれ、日本の危うさを感じさせられ(*’-^) ・・・ 超長期的にみれば、通貨 “円” はユーロのようにアジア圏経済通貨に取って代られてるかもしれないし、鳩山さんがいう “東アジア共同体構想” のなかで、”日本埋没” なんてことにだけはならなければいいな(>_<)

さて今夜は、10月最終週の注目したい経済指標として、30日の日銀金融政策決定会合にスポットを当ててみると、「いや～あ、マーケットの先読みはスゴイ!」 ・・・ “経済・物価情勢の展望”（展望リポート）について、「市場の注目は早くも『12年度』の消費者物価（除く生鮮食品）に移っている」（日経ヴェリタス） ですって┐(´.｀)┌?
「物価上昇率の見通しは、09年度がマイナス1.3％、10年度がマイナス1.0％。 今回公表される11年度予想も3年連続のマイナスになる見込み。 分水嶺はマイナス0.5％で、小さければ12年度の上昇率はプラスにと展望が開ける」 とのことです。　また、金融危機対応で導入したCPや社債の買い入れオペ ・ 企業金融支援特別オペなどの時限措置を廃止に踏み切るか? ・・・ マーケットはどんな反応を示すんでしょうネ!
(*) http://www.asahi.com/business/update/1025/TKY200910240425.html