「円安誘導、『禁句』破りは確信犯?」 ・・・ 記者会見で述べた菅財務相の一声には、どんな背景があって、ああなっちゃったの?!　いくつかの憶測（?）が日経ヴェリタスに掲載されてました。
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（1） 「賀詞交換会」効果 ・・・ 経済3団体の賀詞交換会に招かれた民主党議員が、あちこちの経営者から苦情を言われ、そんな言葉は耳に残って、おとそ交じりに経営陣の本音に触れた（?）
（2） 「事務方」の振り付け ・・・ 円高容認と受け取られた藤井裕久前財務相との違いを浮き彫りにするため、財務省の事務方が振り付けた（?）
（3） 「首相の座」を意識 ・・・ 菅氏から企業への言及はほとんどなかったのに、財務相になった途端に「経済界」に言及。こそばゆいばかりの変わり身だは、ひとつは首相の座を意識しだした（?）
（4） 「フライング」 ・・・ 菅氏は経済財政担当相としても、内閣府の担当者が現状をデフレと判断する前に、「デフレ復活」宣言をするフライングを犯している。今回の円安誘導発言も、自らの思いを述べた点で同様（?）
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海外デビューは2月のG7財務相・中央銀行総裁会議（カナダ・イカルウィット　5-6日）となるようですが、マーケットに不信感・不透明感を与えないように、”要人発言＝マーケットへの圧力” を気にかけてほしいですネ。
ところで、11日からベネズエラが通貨切り下げするそうですネ ・・・ 「現在1ドル＝2.15BFとしている固定相場を原則同4.3BFに ―― ただ、食料品や政府資材などの輸入には同2.6BFを適用する二重レートを導入で、国内への技術移転を促す狙い」（日経朝刊） のようです。 ちなみに、同国通貨は「ボリバルフエルテ（BF）」っていうんだそうです。

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[10日朝のBlog]　―― 今週は円の巻き返しで菅財務相が再び? ――
日経朝刊 “今週のマーケット” で、エコノミストや市場関係者は、「円相場の上昇」を予想してましたネ。 好内容を期待した米12月雇用統計で、非農業部門雇用者数の減少幅は市場予想を上回っちゃって、（1）それまで買い進められてたドルの反動　（2）菅財務相の “発言” 直前の水準に戻り、損失確定の円買い戻しも ・・・ っていう見方ですが、さてどうなることやらo(^-^)o
また、同時に、今週14日の米12月小売売上高にも注目していて、「堅調だったクリスマス商戦を映した内容になればドル買い」とも・・・でも、すでに12月主要小売り各社の売上高は前年比2.9％増という数字も出てることですし、変な数字にはならないのでは（?）
それよりも、11-12日の中国経済指標に注目 ・・・ 12日は中国と米国でそれぞれ貿易収支の発表もあり、「中国人民元の切り上げ」が再浮上すれば、アジア通貨高につながるでしょうし、目が離せませんよね(^_-)☆
そこで、これらの要因が重なり合って、ドル円が91円台へと向かって、その勢いで “90円割れ” な～んてことにもなれば、きっと菅財務相のコメントを求められる局面が来るはず。
そのときにまた、同じような “間違い” を繰り返そうな予感も…┐(´.｀)┌?