懐かしの「公定歩合」と「ユーロ圏」


化石化しつつあった “公定歩合” が、先週、FRBの “モーニング・コール” でホットに注目を浴びたけど、そんなちょっと懐かしい響きを、日経ヴェリタスの「Dictionary」が解説してました。 “公定歩合” とは:
「中央銀行が金融機関に有担保で資金を直接貸し出す際の金利 ―― 金融機関は通常、市場で資金を調達するが、難しい場合には市場金利より高い公定歩合で中銀から借りる。 公定歩合はいわば非常時に用いられる金利。
一方、金融機関が短期金融市場で翌日までの資金を無担保で互いに貸し借りする際の金利を、米国ではフェデラルファンド(Federal Fund=FF)金利と呼ぶ。 FRBは、FF金利(日本では無担保コール翌日物金利に相当)を最重要な政策金利として誘導目標を設けている――」
そして、”PIIGS”(*1) や “STUPID”(*2) なる略語に象徴され、財政問題で揺れる欧州のベースでもある “ユーロ圏” は:
「欧州連合(EU)加盟27カ国のうち、通貨ユーロを導入している次の16カ国のこと ―― ベルギー, スペイン, ルクセンブルク, ポルトガル, ドイツ, フランス, マルタ, スロベニア, アイルランド, イタリア, オランダ, スロバキア, ギリシャ, キプロス, オーストリア, フィンランド。
EU加盟国のうちユーロを導入していないのは次の11カ国 ―― ブルガリア, チェコ, デンマーク, エストニア, ラトビア, リトアニア, ハンガリー, ポーランド, ルーマニア, スウェーデン, 英国」・・・ あらためてリビューなんかしてたら、受験生に戻った気分! でも、これが政策金利やユーロ誕生の原点ですものネ(^_-)☆
(*1) ポルトガル(Portugal), イタリア(Italia), ギリシャ(Greece), スペイン(Spain)の頭文字をつなげた “PIGS” +アイスランド(Iceland)で “PIIGS”。
(*2) スペイン(Spain), トルコ(Turkey), 英国(UK), ポルトガル(Portugal), イタリア(Italia), ドバイ(Dubai)。

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[21日朝のBlog] ―― いつの間にかドルが最強通貨に!? ――
「年替わり」で、為替相場の潮の流れも変えちゃった┐(´.`)┌? ・・・ 『ドル、気がつけば最強通貨』 という日経ヴェリタスの見出しが、あれよあれよという間に起こった為替トレンドの急変を物語ってますネ。
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「基軸通貨の座を滑り落ちるのは時間の問題」 ―― そう揶揄されてきたドルがじりじりと上昇し、「ドルキャリー取引」 は影を潜め、ドルの先高観がじわり広がっている ・・・(略) 主要通貨ではドルがにわかに最強通貨の座に押し上げられたという構図だ。
「では、ドルはどこまで上昇するのか?」 ―― ギリシャ問題などで世界経済の霧が晴れない状況が続けば、当面はドル高が続くとの見方が広がりつつある。 ドルに対する強気と弱気を分けているのが、米国の早期利上げへの期待感の差。 FRBの公定歩合の引き上げを 「出口への大きな一歩」 とみるか、「利上げにつながる動きではない」 とみるかによって、相場予想は大きく異なる――。 (日経ヴェリタス/一部抜粋)
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・・・ FXトレーダーは、この潮目をどう判断して、”強気派と弱気派” どっちに傾斜していくんでしょうね!?


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