円高予防のために先手の「市場介入」?


今夜の米2月雇用統計の数字は “悪い” っていうのが、大方の予想のようですネ。 見方として、超低金利政策の長期化をあらためてマーケットが連想するようだと「ドル売り」、いい数字だったり、悪いなりにも改善が意識されるようだと「ドル買い」ってことに! ・・・ “数字” の受け止め方によって、逆方向へも振れちゃうっていうのが、経済指標の “数字” に潜む魔力ってものですかネ(^_-)  だから経済指標の発表後の為替動向は、面白いo(^-^)o
さて、昨夜は結局、「ユーロ売り/ドル買い」 が進んじゃったけど:
(1)ギリシャによる追加財政再建策発表に、直近のユーロ売り圧力の緩和を意識した「ユーロ買い/ドル売り」に、米2月雇用統計を控えての持ち高調整。
(2)米週間新規失業保険申請件数は市場予想以上に減少で、ドル買い優勢。
(3)ギリシャの総額50億ユーロの10年物国債入札の発行条件(表面利率6.25%・スワップ金利に対する上乗せ幅は3%)決定も、油断ならず。
(4)EUからギリシャ支援の具体的表明も依然なく、「EUは支援に消極的」と意識され、トリシェECB総裁からもギリシャ支援に言及なしで、期待感から失望感への反動でユーロ売り。
(5)Moody’sによるドイツ銀行の格付けを “Aa1″ ⇒ “Aa3″ へ2段階格下げで、ユーロ売り。
・・・ これだけユーロに不利な条件がそろっちゃうと、「ユーロ売り/ドル買い」 も致し方ないか!? 
それにしても「ドル円=88円ちょうど」の下値支持線は強いですネ(>_<) ・・・ 日経朝刊のトップの見出しは "日銀、追加緩和を検討" で、「新型オペ拡充で、短期金利の一段の金利低下を促す」 というもの。
また、菅財務相は日本経済について、「すぐに(財政・金融政策を平時に戻す)出口戦略に移れるかというと、まだそういう状況まで来ていない」 と今朝の記者会見で語ったそうで、これはもうタイミング的にも、政府・日銀・財務省のタッグチームで円高予防のための一種の "市場介入" って捉えていいかも┐(´.`)┌?
◇.。・+゜゜+・。 Tokyo Financial Market Summary 。・+゜゜+・。.◇
    (04日17:00) ⇒ (07:00) ⇒ (11:40)
USDJPY = 88.39-41 ⇒ 89.00-05 ⇒ 89.20-25
EURJPY = 120.56-60 ⇒ 120.90-95 ⇒ 121.25-30
GBPJPY = 132.85-90 ⇒ 133.75-80 ⇒ 134.30-35
EURUSD = 1.3639-41 ⇒ 1.3580-85 ⇒ 1.3590-95
◇ 日経平均株価(11:00): 209.91↑2.07%の10,355.63円。 TOPIX: 13.70↑1.53%の911.34。

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